【現地レポ】Duolingo English Testリーダーシップセミナー開催|日本の大学でDET導入が本格始動
2025年9月25日に開催された「Duolingo English Test リーダーシップセミナー」 にクラクモ株式会社代表の岡島と公認講師が参加しました。主催は、英語学習アプリ「Duolingo」でおなじみのDuolingo社です。
当日は、全国の大学・高校・教育関連企業から約80名が参加し、「Duolingo English Test(DET)」の概要や日本における活用事例、今後の展開について発表が行われました。
本記事では、セミナーで紹介された最新情報や、Duolingo社が発表した今後の取り組みをわかりやすくまとめています。ぜひ最後までご覧ください。

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目次
Duolingo English Testリーダーシップセミナーとは
開催概要(日時・場所・主催者)
2025年9月25日、東京・渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREETで、「Duolingo English Test リーダーシップセミナー」 が開催されました。
主催は、世界中で使用されている英語学習アプリ「Duolingo」を運営するDuolingo社です。
Duolingo社が日本の教育機関を対象に「Duolingo English Test」に関する大規模セミナーを開催するのは、今回が初めてです。
今回のセミナーは、Duolingo English Testの日本市場での展開を本格化させるために、教育関係者を対象に最新の取り組みや今後の方針を発表する目的で開催されました。

Duolingo English Testリーダーシップセミナー|プログラム内容詳細
開会のご挨拶
- Duolingo創業者より開会のご挨拶
ルイス・フォン・アーン – Duolingo 創業者兼CEO - 日本におけるDuolingoについて
水谷 翔 – Duolingo 日本市場責任者 - Duolingo English Test:テストの概要と私たちの使命
ロヘリオ・アルバレス – VP & General Manager of Duolingo English Test - 革新的な試験へのアプローチ
アリナ・フォン・ダビエ – Chief of Assessment, Duolingo
Duolingo English Test:ディープダイブ
- 新たなセキュリティ基準:Duolingo English Testの信頼性と革新
ボビー・フィネガン – Head of Operations, Duolingo English Test - 留学の動きは数字に現れる:Duolingo English Test受験者のインサイト
キャリー・ワン – Head of Global Growth, Duolingo English Test - Duolingo English Testが大学に選ばれる理由:世界で広がる導入の流れ
ケビン・ホステトラー – Head of Institutional Success, Duolingo English Test
高等教育におけるグローバル視点
Panel①:入試はどう変わるのか:ダートマス大学・プリンストン大学が語るグローバルな視点
- パネリスト:
トッド・デニング – Associate Director of Admissions, Dartmouth College
ジャスティン・パーソンズ – Associate Dean for International Recruitment, Princeton University - モデレーター:
ケビン・ホステトラー – Head of Institutional Success, Duolingo English Test
Panel②:世界における日本の高等教育:国際化を推進するアプローチ
- パネリスト:
芦沢 真五 – 神田外語大学 教育イノベーション研究センター 教授
池田 佳子 – 関西大学 国際部 教授・グローバル教育イノベーション推進機構 副機構長
北村 友人 – 東京大学大学院 教育学研究科 教授 - プレゼンテーション:京都先端科学大学の挑戦:5年間で学部留学生比率20%達成への戦略
田畑 修 – 京都先端科学大学 工学部 機械電気システム工学科 副学長 教授
閉会のご挨拶
- Duolingo English Testの日本市場における戦略・今後の展望
キャリー・ワン – Head of Global Growth, Duolingo English Test
引用:PR TIMES|Duolingo、日本市場で「Duolingo English Test」の本格展開を開始
Duolingo English Testの魅力
セミナーでは、Duolingo English Testの特長や強みについて、以下のような説明がありました。
- 試験はすべてオンラインで完結
試験は完全オンラインで行われるため、テストセンターへの移動や事前予約は不要です。
自宅や静かな場所で受験できる利便性の高さが、多くの受験者から支持されています。
- AI技術を活用したComputer Adaptive Testing(個別適応試験)
受験者の回答内容に応じて問題の難易度が自動的に変化する「Computer Adaptive Testing」を採用しています。
そのため、限られた時間の中でも、より正確かつ効率的に英語力を測定することができます。
- AIと人による二重監督体制で高い信頼性を維持
自宅受験でありながら、AIによる監視と人によるチェックの二重体制を採用しています。
不正を防止しつつ、世界中の教育機関から高い信頼を得ています。
- 結果は通常2日以内に通知
受験から結果通知までは通常2日以内です。
スコアを迅速に確認でき、すぐに出願や次の学習ステップに移れる点も大きな魅力です。

Duolingo English Testについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
Duolingo English Testの現状
2025年10月現在、Duolingo English Testは、世界中の6,000を超える大学や教育機関で採用されています。
さらに、U.S. News & World Report の世界大学ランキング上位100校のうち、99校がDuolingo English Testを入学審査に導入しています。
ハーバード大学やスタンフォード大学、プリンストン大学など、アメリカを代表する名門校をはじめ、世界各国の大学で正式な英語力証明として受け入れられています。
日本での現状
セミナーでは、日本国内におけるDuolingo English Testの現状について、以下のような説明がありました。
- 日本における受験者数は昨年と比べて増加
- 全国の受験者が利用しており、特に試験会場へのアクセスが難しい地方在住者にも広く受け入れられている
- 主な受験目的は、海外大学・大学院への出願
これらのデータから、Duolingo English Testは日本でも徐々に認知が広がっていることがわかります。
背景には、
- 自宅で受験できる手軽さ
- 受験料の安さ
といった、他の4技能試験にはない独自のメリットがあると考えられます。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000069537.html
Duolingo English Testを導入している日本の大学を下記の記事で一部紹介しています。
印象に残ったプログラム-京都先端科学大学の取り組み事例-
セミナーの中では、Duolingo English Testを入学試験に採用している京都先端科学大学(KUAS)の工学部副学長の田畑修教授が登壇しました。
講演の中では「学部学生に占める留学生比率20%を5年間で達成する戦略」と題して、Duolingo English Testを活用した入学試験の成果が紹介されました。
京都先端科学大学では、工学部のすべての授業を英語で実施しており、入学時の日本語力を問わず出願を受け付けています。
Duolingo English Testを導入したことで、オンライン受験を通じて世界中から優秀な学生を受け入れられるようになったと説明。
特にインド、バングラデシュ、パキスタンなどアジア圏からの志願者が増加していると述べました。
さらに田畑教授は、「留学生には日本語教育も提供しており、卒業後に日本で就職を希望する学生も多い」と語り、国際化と地域貢献を両立する大学運営の実例として注目を集めました。
発表された新プログラムと今後の展開
今回のセミナーでは、Duolingo社が日本でDuolingo English Testの普及をさらに進めるための新たな取り組みを複数発表しました。
特に注目を集めたのは、次の2つの発表です。
- 日本の大学への「先行導入プログラム」
- 小・中・高等学校の英語教員を対象としたDET75%割引制度
これらの取り組みは、日本の教育機関がより柔軟で公平な英語評価環境を整備し、学生が安心して英語学習を継続できる仕組みを構築することを目的としています。
日本の大学への先行導入プログラム
Duolingo社は、日本国内の教育機関を対象に「Duolingo English Test先行導入プログラム」を開始すると発表しました。
この取り組みでは、今後5年間で最大10万回分(総額約700万米ドル相当)のDuolingo English Testを無償提供し、大学が英語力評価にDuolingo English Testを試験的に導入できる環境を整備していくとしています。
このプログラムにより、大学は学生の英語力をより正確に把握できる体制を構築でき、教育の質の向上や国際化の推進にもつながることが期待されています。
さらにDuolingo社は、今後12か月以内に日本国内の複数の大学と正式に提携し、プログラムの設計・実施を共同で進めていく方針も明らかにしました。
小・中・高等学校の英語教員を対象としたDET75%割引制度
Duolingo社は、文部科学省が提供する「小・中・高等学校教員を対象とした英語資格・検定試験の特別受験制度」への参画を発表しました。
この制度では、教員は通常料金の75%OFF(17米ドル)でDuolingo English Testを受験できます。
制度の目的は、教員が実際にDuolingo English Testを体験し、試験構成や評価基準を理解したうえで、学生指導や大学入試での活用を検討できるようにすることにあります。
これにより、教員は通常よりも負担の少ない費用で受験でき、自身の英語力向上や指導力の強化にも役立てることが期待されています。
大学・教育機関の方へ|DETの導入検討はDET Bridgeがサポートします
今回のセミナーをきっかけに、Duolingo English Test(DET)を大学や教育機関で採用するか検討されている方も多いのではないでしょうか。
一方で、まだ日本語での情報が少なく、「導入の流れや学生への案内方法がわからない」と感じる方もいらっしゃると思います。
そこで、日本初のDuolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」を運営するクラクモ株式会社が、教育機関の皆さまをサポートいたします。
DET Bridge(クラクモ株式会社)はDuolingo English Testの公式パートナーとしてDET受験者のサポートを行っています。
DET Bridgeは、Duolingo English Testの公式パートナーとして、受験者の学習支援や導入に関するご相談にも対応しています。
導入をご検討中の方、または学生への対策指導について相談したい方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
Duolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」の評判は下記の記事で紹介しています。
Duolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」
DET Bridgeは、2024年4月にリリースされた日本初のDuolingo English Testに特化した対策アプリです。
Duolingo English Testには、他の英語試験にはない独自の問題形式が多く、専用の対策が必要です。
しかし、DET Bridgeが登場するまでは、日本国内に日本人学習者向けの対策本や学習ツールがほとんど存在しませんでした。
そうした背景のもと、効率的かつ実践的にDuolingo English Testのスコアアップを目指せる学習アプリとして誕生したのが「DET Bridge」です。
DET Bridgeの機能は次の通りです。
- 全ての問題形式のパート別対策
- 目標スコア別100〜155点の回答例
- 英文AI添削機能
- タイピングで覚える英語道場
- スピード英作文トレーニング
- 各問題の対策情報記事をアプリ内で閲覧可能
これらの機能を通じて、受験者は自分の課題や目標スコアに合わせて学習をカスタマイズすることができます。
初学者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、短期間で効果的にスコアアップを目指せるのが特徴です。
Duolingo English Testの対策アプリ「DET Bridge」は、全19種類の問題をパート別で対策できるだけでなく、英文AI添削機能も導入しライティング強化にも活用できます。
ぜひ目標スコア到達に向けてご活用ください。

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まとめ
今回の「Duolingo English Test リーダーシップセミナー」では、Duolingo社が日本市場での本格展開を発表し、教育関係者の注目を集めました。
オンライン完結型で柔軟かつ公平な評価を実現するDuolingo English Testは、今後の英語教育や大学入試の在り方を大きく変えていく可能性を秘めています。
また、京都先端科学大学のようにすでに導入を進めている大学では、世界中から優秀な学生を受け入れる仕組みが整いつつあります。
さらに、先行導入プログラムや教員向け特別受験制度など、教育現場を支援する新たな取り組みも始まりました。
そして、こうした流れの中で誕生したのが、日本初のDuolingo English Test対策アプリ 「DET Bridge」 です。
受験者が効率的にスコアアップを目指せるだけでなく、教育機関にとっても導入や指導を支援する実用的なツールとして活用できます。
英語学習と評価の新しいスタンダードとして、Duolingo English Testの今後の展開に引き続き注目していきたいところです。