スコア100を獲得!Duolingo English Test受験者インタビュー
「Duolingo English Testを受験しようか悩んでいる...」
「Duolingo English Test受験に向けて勉強しているけど、今の勉強方法に自信がない...」
そんな方には、今回の記事は貴重な情報になるかもしれません。
Duolingo English Testは世界的に広まってきている試験ですが、あなたの周囲にDuolingo English Test受験経験者がいるという方は少ないのではないでしょうか。
実際に、他の4技能試験であるTOEFLやIELTSではなく、Duolingo English Testを受験した人やDuolingo English Testで高得点を取ったことがある人に意見を聞けるというのは貴重な情報になります。
そこで、Duolingo English Testで高得点を取得している受験者Oさんにインタビューを行いました。
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目次
自己紹介・Duolingo English Test受験時の英語力
Oさんの年齢や出身大学、職業、Duolingo English Testを受験した際の英語力をまとめました。
・年齢:30歳男性
・出身大学:関関同立
・職業:会社員
・英語力:TOEIC860点(2021年)、英検準1級(2021年)
Duolingo English Testを受験した理由は?
University of the Peopleという大学の英語要件にDuolingo English Testがあったので受験しました。
TOEFLなどもありましたが、価格面から何回もチャレンジできないと思ったのでDuolingo English Testを選びました。
補足:University of the Peopleとは
University of the People(UoPeople)は、世界初となる授業料が格安で受講できるオンライン大学です。
アメリカのカリフォルニア州パサデナにある私立大学で、ネットを通じて世界中の人が高等教育を受ける機会を提供しています。
この大学は、特に貧困などで高等教育を受けられない人々のために設立されました。
通常アメリカの大学は費用が高額ですが、University of the People(UoPeople)の授業料はかなり安くなっています。
University of the People(UoPeople)を受講するためにかかる費用は、以下の通りです。
・入学手数料:$60
・試験料(一科目ごと):$100 ※2ヶ月ごと ※ MBAコースは$200
Duolingo English Testスコアは?
最終的な総合スコアは100点でした。
複数回受験しましたが最初は80点くらいだったと記憶しています。
・受験年:2024年
・総合スコア:100
・サブスコア
Literacy:95
Comprehension:110
Production:70
Conversation:90
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Oさんは、Duolingo English Testを受験した際には英検準1級を取得しています。
具体的な合格スコアは不明ですが、下記の画像によると英検準1級のCEFRはB1~B2となっています。
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下記のDuolingo English Testスコア比較表を確認すると、英検準1級はB1の中でも高めと想定するとDuolingo English Test80~125点となっています。
OさんのDuolingo English Testスコア100は、妥当なスコアだとわかります。
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英検と比較してDuolingo English Testを受けた感想は?
英検と比べると、Duolingo English Testの方がアウトプット系の問題が多いと思いました。
※ 英検の正式名称は、「実⽤英語技能検定」。公益財団法⼈ ⽇本英語検定協会が主催し、⽂部科学省が後援している英語試験。
Duolingo English Testと英検を比較した記事は下記からご覧ください。
英検も4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の試験ですが、選択肢を選ぶ問題が多い印象があります。
もちろん、英検にも英語の長文要約や、2次試験でのスピーキングなど、アウトプットの問題はあります。
一方で、Duolingo English Testは英文を実際に打ち込んだり声に出して話したりする形式が多く、よりアウトプットに力を入れた試験です。
これは、Duolingo English Testが実践的な英語力を試すことを重視しているからです。実際に、公式のYouTubeチャンネルでも、以下のように説明されています。
We know that in real life language skills are used in an integrated way.
For example, in a classroom you do not just speak just write.
実生活では言語スキルが統合的に使用されることがわかっています。
たとえば、教室ではただ話したり書いたりするだけではありません。
私たちが日常生活で英語を使うとき、4技能を別々に使うケースは少ないと思います。
例えば、学校の授業で英文を読む際には、先生の話を聞きながら文章を読みます。
また、友人と会話をする際にも、こちらから一方的に話しかけるのではなく相手の話を聞きながら会話を進めていくのが一般的です。
そのため、Duolingo English Testは4技能を組み合わせた実践的な問題形式を出題していると考えられます。
有効だったDET対策を具体的に教えてください
Oさんに有効だったDuolingo English Testの対策方法を聞くと、以下の2つを答えてくれました。
・単語帳で単語力を上げること
・とにかく毎日どんな形でも英語のアウトプットを行うこと(日記や、エッセイ問題、チャットメッセージなど)
先述しましたがDuolingo English Testは英文を打ち込んだり、話したりする問題が比較的多い試験です。
日本人はライティングやスピーキングに苦手意識がある方が多いので、しっかり対策をしておく必要があります。
使用した参考書やツールなどあれば教えてください
【Oさんの回答】
英検1級 でる順パス単です。
⇒英検対策用に使いましたが、結果的にDuolingo English Testのスコアアップにも繋がりました。アカデミックな単語が多いので、基本的にはリーディングなどの対策にしかならないとは思います。アウトプット系の問題には上手く活かすことはできませんでした。
アウトプット系(画像描写など)の問題を対策する方法については、下記の記事で紹介しています。
対策方法を知りたい方は、ぜひご覧ください。
Duolingo English Testには、専用の単語帳がありません。
そのため、「英検とCEFR」を「Duolingo English Testスコア」と比較して、英検のレベル別単語帳を活用できるかもしれません。
ただし、Oさんも話していたように、アウトプット系の問題に対応するには、単語帳よりも日記やエッセイ問題、チャットメッセージなどを使った練習が効果的です。
さらに、文章を自分で書くだけでなく、添削を受けることでより効果的な学習ができます。例えば、Duolingo English Test対策に特化した「DET Bridge」には、英文AI添削が導入されているので、あなたの英文を添削してスコアアップに役立つ表現や間違いを指摘してくれます。
ライティング力を向上させたい方は、ぜひご活用ください。
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苦手意識のあった問題形式を教えてください
基本的にエッセイ問題は苦手でした。
与えられたトピックに対して、記述や口頭で回答する問題です。
これらの対策には、問題形式に慣れるしかないと思って毎日練習をしていました。
Duolingo English Testは、他の4技能試験であるTOEFLやIELTSとは異なる問題形式が出題されます。そのため、類似問題を解いて問題形式に慣れることも有効な対策の1つです。
以下の記事では、類似問題を解く方法などを紹介しています。併せてご覧ください!
もっとこういう勉強をしておけばよかったと思うことがあれば教えてください
上記のとおり対策を進めていたものの、やればやるほど型にはまってしまい、覚えている単語や文章をそのまま使ってしまうことが多くなってしまいました。
もっと他の人にレビューしてもらったり、バリエーションを上げるための練習をしたりしておけばスコアアップが出来たと思います。
Duolingo English Testはどのような方におすすめできる試験だと思いますか?
Oさんは、海外志向のある学生やグローバルな環境で働きたい社会人にDuolingo English Testをおすすめしています。
価格も安いし海外志向のある学生たちはまずは受けてみることをおすすめしたいと思います。
Duolingo English Testを受けることで、海外大学受験に必要な英語力と現状の英語力との差がわかります。
もちろん社会人で将来的にグローバルな環境で働いてみたいという方にもいい指標になると思います。
1万円以下で、グローバルとの距離感が測れるので非常におすすめです!
Oさんが言うように、「グローバルとの距離感が測れる」というのは重要です。
例えば、アメリカのコロラド州立大学で学んでみたいと思ったとしましょう。
自分のDuolingo English Testスコアが100でコロラド州立大学に必要なスコアは120以上です。
上記から「最低でもスコアを20上げないといけない」という目標が明確になるため、逆算して対策方法を検討することが可能です。
自分が行きたい大学・大学院でDuolingo English Testスコアが何点必要なのか調べ、現在の英語力との差を調べるようにしましょう。
まとめ
スコア100点を獲得したDuolingo English Test受験者のOさんのインタビュー記事をお届けしました。
・Duolingo English Testは、英検と比べてアウトプットの問題が多い
・対策として、毎日英語のアウトプットを行うことが有効(日記やエッセイ問題、チャットメッセージなど)
・英検用の単語帳「でる順パス単」が活用できる
・エッセイの対策として、「問題に慣れる」「他の人に自分の文章を添削してもらう」「表現のバリエーションを増やす」ことが重要
・海外志向のある学生やグローバルな環境で働きたい社会人には、Duolingo English Testがおすすめ
この記事で紹介したことを参考にしながら、入念な準備を行い試験本番に臨んでください!
Duolingo English Test対策Webアプリ:「DET Bridge」
Duolingo English Testの対策アプリ「DET Bridge」は、全19種類の問題をパート別で対策できるだけでなく、英文AI添削機能も導入しライティング強化にも活用できます。
ぜひ目標スコア到達に向けてご活用ください。
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