Duolingo English Testの写真描写の問題を攻略するポイント
Duolingo English Testの写真描写問題は対策できていますか?
Duolingo English Testは全19種類の問題形式があり、そのうち写真描写問題は2種類出題されます。
僕自身、受験当初は写真描写問題に苦手意識がありましたが、対策をしていく中で自分の回答に手応えを感じられるようになりました。
上記の経験から、写真描写問題はしっかり対策することでスコアアップが期待できるので、Duolingo English Test受験者は必ず対策しておいてほしい問題です。
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そこで今回は、Duolingo English Testの写真描写問題2種類を攻略するためのポイントを解説していきます。
- タイピングミスを減らす
- 使い回せるフレーズを増やす
- 文章構成を決めておく
- 必要な単語量を把握する
写真描写問題とは
写真描写問題とは、表示された写真を文章または口頭で説明する問題です。
冒頭でもお伝えしましたが、Duolingo English Testには写真描写問題が下記の2種類があります。
まずそれぞれの問題の概要を説明します。
- Write About the Photo
- Speak About the Photo
Write About the Photo
【問題説明】
・画面に表示された1枚の写真を英語で記述し説明する問題
・1問あたりの解答時間:1分
・問題が現れると同時にタイマーのカウントが始まる
・1回の試験で3問出題
・表示される写真は、人や動物、風景など様々
・測定されるサブスコア:「Conversation」、「Production」
Speak About the Photo
【問題説明】
・画面に表示された1枚の写真を口頭で説明する問題
・1問あたりの準備時間:20秒
(画像が20秒間表示された後、自動的に録音が始まる)
・1問あたりの解答時間:1分
・1回の試験で1問出題
・表示される写真は、人や動物、風景など様々
・測定されるサブスコア:「Conversation」、「Production」
上記2つの問題は、表示された写真を「記述して説明」するか「口頭で説明」するかの違いだけで、ほとんど同じ問題です。
注意点としては、Speak About the Photoはタイマーのカウントが始まる前に準備時間がありますが、Write About the Photoは準備時間がないことです。
Write About the Photoは、問題が出題されると同時にタイマーのカウントが始まるので、慌てないように受験までに問題に慣れておきましょう。
では写真描写問題の攻略方法を解説します。
写真描写問題の攻略方法
写真描写を攻略するために以下の4つを意識しましょう。
- タイピングミスを減らす
- 使い回せるフレーズを増やす
- 文章構成を決めておく
- 必要な単語量を把握する
1. タイピングミスを減らす
スコアを落とす理由としてよくあるのが、タイピングミスです。
タイピングミスには以下があげられます。
- スペルミス
- ピリオド・コンマ忘れ
- ダブルスペース
- 文頭の1文字目を小文字にしてしまう
最近はPCの自動変換によって便利になっていますが、Duolingo English Testでは自動変換を使用できないため、タイピングミスには注意が必要です。
また、Write About the Photoは制限時間1分と短いので、気持ちが焦ることもあると思いますが、落ち着いてタイピングをするようにしましょう。
2. 使い回せるフレーズを増やす
写真描写問題では、よく使われるフレーズがあります。
使い回せるフレーズを覚えて、使えるようにしておくことでスコアアップが期待できます。
下記に使い回せるフレーズを載せておくので参考にしてください。
このフレーズは、Duolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」の解説から一部抜粋しています。
効率よくスコアアップしたい人は「DET Bridge」の活用をご検討ください。
フレーズ一例
・reminds me of A:Aを思い出させる、Aを思わせる
写真内の要素を主観で表現するのに有効です。
【例文】
It travels along the street, which reminds me of a European cityscape.
ヨーロッパの街並みを思わせる通りを走っています。
・appear to be:~のように見える、思われる
主観で描写しながら文章量を増やすことができる表現なので覚えておきましょう。
【例文】
She appears to be looking at a distant place and seems distracted.
彼女は遠くを見て、気が散っているように見えます。
・(be) about to:まさに~しようとしている
描写する対象の要素が何かをしようとしていることが伺える場合、(be) about toは便利なフレーズです。
【例文】
A helicopter is about to take off from a runway that seems to stretch endlessly.
どこまでも続くような滑走路から、ヘリコプターが飛び立とうとしています。
・in a distant place:遠くの場所で
・cast shadows on A:Aに影を落とす
背景描写に役立つフレーズなので知っておくと便利です。
【例文】
There is a female surfer on a beach in a distant place.
遠くの浜辺に女性サーファーがいます。
The sun appears to be setting, casting shadows on her, which makes her look dark.
太陽が沈みかけていて、彼女に影を落として暗く見えます。
・stare at the distant place:遠くを見つめる
遠くを見つめている人物描写に便利なフレーズです。
【例文】
The woman appears serious and stares at the distant place, and her horse mirrors her actions.
女性は真剣な表情で遠くを見つめており、馬も彼女の動作と同じ動きを見せています
・at the top:上部に、一番上に
・at the bottom:下部に、一番下に
位置を表現するフレーズは背景描写に頻出なので、いつでも取り出せるようにしておきましょう。
【例文】
The cave has a high ceiling with many geological layers, and it has a large circular hole at the top, which allows sunlight to filter in.
洞窟の天井は高く、地層が何層にも重なっていて、上部には大きな円形の穴があり、そこから日光が差し込んでいます。
・be deep in thought:思考に深く没頭している
人物描写において対象が悩んでいる様子を描写するのに使えるフレーズです。
【例文】
A man dressed entirely in white sits with his hands close to his face, appearing to be deep in thought.
白い服を着た男性が両手を顔に近づけて座り、深く考え込んでいるように見えます。
・giving it a 〇〇 appearance:〇〇な外観をしている
描写する対象が醸し出す雰囲気を表現するのに使用できる便利なフレーズです。
【例文】
It has a symmetrical structure and is made from white brick, giving it a sturdy appearance.
建物は左右対称の構造で、白いレンガ造りの頑丈な外観をしています。
・it seems that〜:〜のようだ
・A suggests that〜:Aは〜ことを示している
確証が持てない場合に、主観を含めた表現にしたい時に使えるフレーズです。
【例文】
The green color of the fruit suggests that it’s not yet ripe, so it seems that she doesn’t like the taste of it.
果実の緑色はまだ熟していないことを示しており、彼女はその味が好きではないようです。
注意点として、記載したフレーズが「書けるようになること」と「話せるようになること」は実は全く違うので、どちらも使いこなせるように対策しておきましょう。
話せるようにはなったけど、スペルがわからないということもあるので、両方とも練習するのが得策です!
3. 文章構成を決めておく
Write About the Photo・Speak About the Photoともに解答時間が短く、問題に慣れていないと、「何から書けばいいのかわからない」「何から話せばいいのかわからない」ということが起こりやすいです。
そこで回答時に迷わないために、自分なりの文章構成を事前に決めておくことが重要です。
僕自身、文章構成を決めたことでスムーズに回答できるようになりました。
下記はWrite About the Photoの際に、私が普段意識している文章構成です。
①写真のメインを説明
②メインの周囲のものを説明
③さらにメインの周囲のものを説明
【回答例】
A woman wearing a white shirt has a smile on her face as she poses and looks into the distance. She is standing on a ground covered with green grass. The field is adjacent to a large building in the background.
【日本語訳】
白いシャツを着た女性が笑顔でポーズをとり、遠くを見ています。彼女は緑の草に覆われた地面に立っています。背景には大きな建物が隣接しています。
このように文章構成を決めておくことで、写真を見るところも絞られスムーズに回答することができます。
上記ではWrite About the Photoに限定しましたが、Speak About the Photoでも活用することができます。
注意点としては、Speak About the Photoの方が必要な単語数が多いので、写真で説明する対象を1文ではなく2文で説明するなど単語数を増やす工夫が必要になってきます。
慣れてきたら自分なりの文章構成を考えてみるのもいいでしょう。
4.必要な単語量を把握する
Write About the Photo・Speak About the Photoは最低単語数が定まっていませんが、高得点を目指すのであれば、なるべく多く書く・話す方が良いです。(もちろん、正確性も大切ですが...)
そこで必要な単語数の目安をお伝えするので、普段練習する中で意識してみてください。
Write About the Photo
スコア100以上を狙うのであれば2センテンス以上を書くことを目指しましょう。
目安の単語量としては下記になります。
中級:20単語以上
上級:30単語以上
A woman wearing a white shirt has a smile on her face as she poses and looks into the distance.
She is standing on a ground covered with green grass.
The field is adjacent to a large building in the background.
上記の文章で41単語です。
実際の試験画面では、記載した単語数の表記はないため、日頃から感覚的に単語数を把握できるようにしておくことが大切です。
Speak About the Photo
スコア100以上を狙うのであれば75〜100単語話すことを目指しましょう。
目安の単語量としては下記になります。
中級:75単語以上
上級:100単語以上
上記の文章で82単語です。
Write About the Photoとは違い画面に単語が表示されないので把握しづらいですが、ある程度どのくらいの単語数を話しているのか感覚でわかるようにしておきましょう。
まとめ
今回は「Duolingo English Testの写真描写問題を攻略するポイント」を紹介しました。
- タイピングミスを減らす
- 使い回せるフレーズを増やす
- 文章構成を決めておく
- 必要な単語量を把握する
写真描写問題はしっかり対策することでスコアアップが期待できるので、今回紹介したポイントを意識して練習してみてください。
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