Duolingo English Test「Listen, Then Speak」攻略ガイド:効果的な対策と練習方法

「Duolingo English Testのスピーキング問題が苦手…」

「英語で90秒も話し続けるなんて無理…」

そう感じたことはありませんか?

Duolingo English Testの「Listen, Then Speak」は、問題文が表示されず、リスニングで聞いた質問に対して、90秒間話し続けるという形式の問題です。

「何を話せばいいのかわからない」「途中で詰まってしまう」などの悩みを持つ方も多いですが、適切な対策を行えば、スピーキングが苦手な方でも十分に攻略可能です!

実は私自身、初めてDuolingo English Testを受験したときは、90秒も英語で話すことにとてもプレッシャーを感じていました。途中で何を話せばいいのか分からなくなり、何度も言葉に詰まってしまいました。

しかし、試験対策を重ねるうちに少しずつコツをつかんでいき、今では「Listen, Then Speak」を落ち着いて乗り切れるようになりました。

本記事では、「Listen, Then Speak」の出題形式や評価ポイントを詳しく解説し、具体的な練習方法やスコアアップのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

「Listen, Then Speak」の問題形式を理解しよう

「Listen, Then Speak」は、数センテンスの問題音声を聞いて、話して回答する形式の問題です。

リスニング力とスピーキング力の両方が問われるため、適切な対策を行うことが大切です。

https://englishtest.duolingo.com/prepare/question_types

出題の流れ

  1. 指示の表示
  • 「Speak about the topic for 90 seconds」(聞こえた質問に対して口頭で90秒間解答してください)という指示が表示される。

  1. 音声の再生(1回目 & 準備時間の開始)
  • 準備時間内に合計3回質問音声を聞くことができる。
  • 前の問題から切り替わると同時に、1回目の音声が自動的に再生される。
  • 1回目の音声が流れ始めると同時に、20秒の準備時間がスタート。
  • この20秒間で質問を理解し、話す構成を考える必要がある。

  1. 音声の再生(2回目・3回目)
  • 準備時間内しか3回の音声を聞くことができない。
  • 準備時間内なら、2回目・3回目の音声を自由に再生可能。
  • 準備時間の20秒が終了すると、音声の再生が途中でも自動的に停止し、解答時間に移行する。

  1. 解答時間(90秒)
  • 準備時間終了後、すぐに録音が開始し、90秒間話し続ける必要がある。
  • 30秒が経過すると、次の問題に進むことが可能だが、基本的には時間を使い切るほうがスコアアップにつながる。
  • 途中で止まらず、論理的に話を展開することが重要。

「Listen, Then Speak」の特徴と難易度

この問題形式で特に難しいのは、以下の3点です。

①問題文章が表示されない(リスニング依存)

  • 他のスピーキング問題とは異なり、画面に問題文が表示されない。
  • リスニング力が弱いと、内容を正確に把握できない可能性がある。

②90秒間話し続ける必要がある

  • 通常の英会話ではあまりない、「一方的に長時間話す」スタイル。
  • 途中で止まらず、スムーズに話し続ける難しさがある。

③限られた準備時間(20秒)

  • 準備時間の20秒で回答の構成を考えないといけない。
  • 話の構成を決めておかないと、途中で話が脱線したり、言葉に詰まる可能性がある。

測定されるスコアと評価基準

「Listen, Then Speak」では、4技能のうちスピーキングスコアが評価されます。

さらに、以下のサブスコアも評価されます。

  • Conversation(話して聞く能力)
  • Production(書いて話す能力)

「Listen, Then Speak」の評価基準

採点は、以下の5つの基準に基づいて行われます。

  1. 内容
    • 与えられた質問と関連しているか。
    • 論理的な回答になっているか。
  1. 一貫性
    • 回答の内容が分かりやすく、一貫した回答になっているか。
  1. 文法の正確性・複雑性
    • 文法の誤りがないか、正確な文法を使用しているか。
    • 短文だけでなく、関係代名詞や副詞節を用いた複雑な構文を適切に使用しているか。
  1. 語彙の難易度・多様性
    • シンプルな単語だけでなく、適切で高度な語彙を使用しているか。
    • 同じ単語ばかりを繰り返さず、多様な表現を取り入れているか。
  1. 発音・流暢さ・スピーキングの長さ
    • 発音が明瞭で、スムーズに話せているか(詰まらずに言えるか)。
    • 適切なイントネーションやリズムがあるか。
    • 制限時間内に十分な量・時間で話せているか。

上記の5つの評価基準に基づき、スピーキング能力を総合的に採点します。

高得点を狙うためには、単に長く話すだけでなく、正確な文法・語彙のバリエーション・自然な発音と流暢さも大切です。

実際の問題例と回答例を見てみよう

「Listen, Then Speak」では、リスニングした内容を正しく理解し、90秒間スムーズに話すことが求められます。

ここでは、実際の問題例と目標スコア130点レベルの回答例を見ながら、回答の組み立て方を学びましょう。

「Listen, Then Speak」問題例

問題:

Describe your favorite mode of transportation. Is it by car, boat, airplane, bicycle, or train? Explain why.

訳:

好きな交通手段を教えてください。車、船、飛行機、自転車、電車?その理由を説明してください。

このように、「Listen, Then Speak」では、受験者の意見を求める質問が出題されます。

「Listen, Then Speak」回答例(目標スコア130点レベル)

回答:

My favorite mode of transportation is definitely by car for two reasons. Firstly, it is much more comfortable and relaxing than other modes of transportation. For example, trains can become extremely crowded, making it uncomfortable even if we manage to find a seat. However, with a car, there is a limited number of passengers on board, making it much more comfortable. Additionally, we can control and adjust the temperature inside a car, which is not possible on a train or airplane. Secondly, we can own a car, but we cannot own a train or airplane. By owning a vehicle, we have the freedom to go wherever we want, whenever we want. This is by far more convenient and advantageous. For these two reasons, my favorite mode of transportation is definitely a car over other modes of transportation.

訳:

2つの理由から、私が最も好きな交通手段は間違いなく車です。第一に、他の交通手段よりもずっと快適でリラックスできるからです。例えば、電車は非常に混雑していることがあり、座席を確保できたとしても不快に感じることがあります。しかし、車なら乗客の数が限られているので、はるかに快適です。また、電車や飛行機では不可能な車内の温度調節も可能です。次に、自動車は所有できますが、電車や飛行機は所有できません。自動車を所有することで、私たちは好きなときに好きな場所に自由に行くことができます。この方が圧倒的に便利で有利です。この2つの理由から、私が一番好きな交通手段は、他の交通手段よりも断然車です。

回答例のポイントと解説

この回答例は、「Listen, Then Speak」の評価基準である下記のうち1〜4のポイントを押さえています。

  1. 内容
  2. 一貫性
  3. 文法の正確性・複雑性
  4. 語彙の難易度・多様性
  5. 発音・流暢さ・スピーキングの長さ
  • 理由を2つ提示し、結論で主張を繰り返す基本的な構成を使用。
  • 他の乗り物と比較することで、説得力を高めている。
  • 「by far:圧倒的に」 や 「definitely:間違いなく」 などの副詞を用いて、主張を強調。
  • 「Firstly」 や 「Secondly」 などの副詞を用いて、論理の流れを明確にしている。
  • 語彙の繰り返しを避け、多彩な表現を使用。

「Listen, Then Speak」では、ただ話し続けるだけではなく、論理的に整理された回答をスムーズに話すことが求められます。

上記のように明確な構成を意識しながら、語彙を適切に活用することが攻略のポイントです。

高得点を取るためのポイントと対策

「Listen, Then Speak」は、リスニングとスピーキングの両方の能力が試される問題です。

高得点を目指すには、「正確に聞き取る力」と「スムーズに論理的な回答をするスキル」を身につける必要があります。

ここでは、「リスニング力の強化」「スピーキングの流暢さ向上」「論理的な構成の作り方」など、スコアアップのための具体的な対策をご紹介します。

  1. リスニング力を強化する
  2. 短時間で論理的に話す訓練をする
  3. 発音と流暢さを意識する
  4. 重要な単語・フレーズを覚えておく
  5. DET Bridgeを活用する

1. リスニング力を強化する

「Listen, Then Speak」は、問題が画面に表示されないので、リスニング力が不十分だと問題の意図すらつかめなくなる可能性があります。

私も最初は、音声を聞き流してしまい焦った経験がありますが、以下の方法でリスニング力を鍛えていきました。

①シャドーイングを習慣化する

シャドーイングとは、英語音声を聞いた直後に、そのまま真似して発音するトレーニングです。

  • TED Talks・ポッドキャスト・YouTubeの英語コンテンツを活用する。
  • 聞き取った内容を少し遅れて発話し、発音・イントネーションを意識する。
  • 「DET Bridge」の問題音声を使って、シャドーイングをする。

②ディクテーションで細かい聞き取りを強化

ディクテーションとは、英語音声で流れた内容を正確に書き留めるトレーニングです。

  • 音声を1文ずつ再生し、聞こえた単語をそのまま書き出す練習をする。
  • 文の構造を意識しながら、正確に聞き取る力を鍛える。
  • 聞き取れなかった単語を確認し、発音のクセを把握する。

これにより、試験本番で「聞き取れなかった...」という状況を減らせます。

2. 短時間で論理的に話す訓練をする

「Listen, Then Speak」では、20秒の準備時間で回答の構成を考え、90秒間スムーズに話し続ける必要があります。


論理的な構成を意識することで伝わりやすくなり、高評価につながります。

① PREP法を活用

試験中に話す内容をスムーズに整理できるよう、PREP法(主張→理由→具体例→結論)を活用しましょう。

  1. Point(主張): 結論を簡潔に述べる
  2. Reason(理由): その結論に至った理由を説明
  3. Example(具体例): 実際の体験や具体的な事例を加える
  4. Point(主張): 再び結論で締める

② 論理的に自分の意見を話す練習をする

どんなトピックに対しても、論理的に自分の意見を述べられるよう練習しておく必要があります。

  • DET Bridgeなどのツールを活用し、90秒間話し続ける練習をする。
  • 普段から英語で自分の考えを言語化する習慣をつける。
  • スマホで録音し、自分の回答の改善点を確認する。

3. 発音と流暢さを意識する

「Listen, Then Speak」では、「スムーズな発音」と「流暢さ」が評価のポイントになります。

初めは一語一語の発音に意識を集中することから始め、徐々に自然なリズムで話す練習をするとよいでしょう!

初学者は基本学習から始める

  • 発音の「質(1単語ごとの発音の質)」から練習する

以下の流れで、練習を行いましょう。

① 1つの単語の音声を、音声速度を下げて聞く

② 聞いた後、音声と同じようにゆっくり発音する

③ 慣れてきたら、徐々にスピードを上げて練習する

単語ごとの発音に慣れてきたら、そこから短い英文を読む練習をして「スムーズさ(流暢さ)」を意識していきましょう。

発音の基礎知識を理解する

以下の発音の基礎知識を身につけると、正しく発音できるようになります。

 - 発音記号

 - 音声変化

 - イントネーション

 - アクセント(強弱)

 - 休止部分

音読練習で発音を改善する

  • 文章を声に出して読むことで、発音・イントネーションを矯正する。
  • ネイティブ音声と自分の発音を比較し、違いを確認する。

Duolingo English Test「Read Aloud」攻略ガイド:効果的な対策と練習方法の記事では、発音や練習方法について詳しく解説しています。

こちらの記事も合わせてご覧ください!

4.重要な単語・フレーズを覚えておく

よく使う単語・フレーズをあらかじめ覚えておくことも大切です。

私も以前は言葉に詰まってしまうことが多かったですが、これらの表現を習得することで、試験中スムーズに話し続けることができました。

1. unpredictable:予測できない

例文)We don't know what's going to happen in the future; everything is unpredictable and uncertain.

訳)私たちは将来何が起こるかわかりません。すべてが予測不可能で不確実です。

2. come across:偶然見つける、出会う

例文)For example, when scrolling through Instagram or TikTok, it's common to come across posts from beautiful models and artists.

訳)例えば、インスタグラムやTikTokをスクロールしていると、美しいモデルやアーティストの投稿に出会うことがよくあります。

類義語)run into、happen to など

3. fulfilling:やりがいがある、充実した

例文)What I can accomplish alone is obviously limited, but when we share knowledge and skills, we can achieve much more and it is very fulfilling.

訳)一人で達成できることは限られていますが、知識やスキルを共有することで、より多くのことを達成することができ、とても充実しています。

4. intentionally:意図的に、わざと

例文)Also, we can adjust the amount of condiments and ingredients we use, so it's possible to make it healthy by intentionally choosing the right ones.

訳)また、調味料や食材の量を調整できるので、意図的に選ぶことでヘルシーに仕上げることも可能です。

5. resist the temptation to:誘惑に打ち勝つ、~したい気持ちを抑える

例文)There are a variety of options, but they can’t resist the temptation to eat fast food to satisfy themselves.

訳)さまざまな選択肢があるが、自分を満足させるためにファストフードの誘惑に勝てません。

他にも使い回せる単語・フレーズはたくさんあります。

以下の記事では、重要な単語・フレーズをまとめているので参考にしてみてください!

5. DET Bridgeを活用する

「Listen, Then Speak」を攻略するためには、実際の問題形式で練習することが一番大切です。

Duolingo English Test対策ツール「DET Bridgeを活用し、効率よく学習することをおすすめします。

DET Bridgeの活用メリット

  • 本番と同じ形式の問題をパート別で練習できる
  • 目標スコア100点〜155点のスコア別回答例が確認できる
  • 日本語解説が付いているので、理解しやすい

「Listen, Then Speak」だけでなく、全14形式を対策できます。また、エッセイ系の問題では、英文AI添削も可能です。

興味のある方は、詳細ページをご確認ください!

まとめ

今回の記事では、Duolingo English Testの「Listen, Then Speak」における効果的な対策と練習方法をご紹介しました!

「Listen, Then Speak」を攻略するためには、リスニング力とスピーキング力の両方を向上させることが大切です。

これらのスキルを向上させるためには、以下の5つの学習法が効果的です。

① リスニング力を強化する:ディクテーションとシャドーイングを行う

② 短時間で論理的に話す訓練をする:様々なトピックに対して、PREP法を用いて自分の意見を述べる練習を行う

③ 発音と流暢さを意識する:初学者は発音の「質(1単語ごとの発音の質)」から練習する

④ 重要な単語・フレーズを覚えておく:詰まらず回答できるよう、重要な単語・フレーズを使いこなせるようにする

DET Bridgeを活用する:実際の問題形式で実践感覚を養う、スコア別回答例を参考にする

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで確実に力がついてきます。

Duolingo English Testを受験予定の方は、ぜひ今回の記事を参考に対策を進めてみてください!

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