Duolingo English Testに新スピーキング問題登場!「Interactive Speaking」の形式・対策を徹底解説【2025年7月から開始!】
Duolingo English Testに、2025年7月から新しいスピーキング問題「Interactive Speaking」が登場しました。
この「Interactive Speaking」では、Duolingoのキャラクターとの英会話を通して、より実践的な英語力が試されます。
「質問を聞いて、すぐに英語で返答する」というシンプルな形式ではありますが、これまでのDuolingo English Testのスピーキング問題にはなかった“会話力重視”の問題です。
本記事では、「Interactive Speaking」の出題形式・流れ・注意点から、レベル別の具体的な対策方法まで徹底解説していきます。
Duolingo English Testの最新動向に対応し、効率よくスピーキングスキルを伸ばしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次
Interactive Speakingとは?
「Interactive Speaking」は、会話形式で進行するスピーキング問題で、これまでのスピーキング問題よりも「リアルな対話能力」が求められます。

【問題概要】
- 会話相手:Duolingoのキャラクター
- 質問数:1つのトピックにつき3問または4問(合計2トピック出題されるため、全6問または8問)
- 回答時間:1問35秒以内
- 質問内容:主に日常的なトピック、時折学問やビジネスに関連する質問も含む
- 出題順:Speakingセクションの最後、Writing Sampleの前に出題される
会話相手となるキャラクターが1問ずつ音声で質問を投げかけ、それに対して即座に英語で返答する必要があります。
音声は1回しか再生されず、聞き直しは不可となっているため、正確なリスニング力と瞬発的な発話力の両方が求められます。
例えば、質問内容は以下のようなものが挙げられます。
- 普段の生活、趣味、練習方法
- 日本の文化や習慣
- お客さんとの接し方
Interactive Speakingは、Duolingo English Test全体のスピーキングパートの中でも、より「リアルな英会話能力」を重視した問題形式です。
Interactive Speakingの出題の流れ
Interactive Speakingでは、「2つのトピック×各3問または4問=合計6または8問」がキャラクターとの会話形式で出題されます。
会話はすべて音声のみで行われ、画面に質問のテキストは表示されません。
実際の問題の流れを見ていきましょう。
実際の質問と回答例
トピック1:会話の導入
I’d like to ask you a few questions about libraries.
図書館についていくつか質問させてください。
トピック1:質問①
Tell me what people usually do in libraries.
人々が図書館で普段していることについて教えてください。
回答例:
In libraries, people usually read books or study. Students often go there to do their homework or prepare for tests. Some people borrow books or use computers to search for information. Libraries are quiet places, so many people use them to focus.
日本語訳:
図書館では、人々は本を読んだり勉強したりします。学生は宿題をしたり、テストの準備をしたりするためによく行きます。本を借りたり、パソコンで調べ物をしたりする人もいます。図書館は静かな場所なので、多くの人が集中するために利用しています。
回答に対しての返答
Okay, I’ve got a different question.
さて、別の質問です。
トピック1:質問②
How can libraries encourage more young people to visit and use their services?
図書館はどうすれば、もっと若者に来てもらってサービスを利用してもらえるでしょうか?
回答例:
Libraries can attract more young people by offering quiet study spaces and free Wi-Fi, which many students need. They could also hold events like career talks or book fairs for high school and college students. If libraries share this information on social media, more young people might visit and use their services.
日本語訳:
図書館は、静かな自習スペースや無料Wi-Fiを提供することで、学生などの若者を引きつけることができると思います。また、高校生や大学生向けに、進路についての講演会やブックフェアのようなイベントを開くのも良い方法です。こういった情報をSNSで発信すれば、より多くの若者が図書館に関心を持ってくれるかもしれません。
回答に対しての返答
Thanks! I have another question.
ありがとうございます!もう1つ質問です。
トピック1:質問③
Discuss how public libraries contribute to society’s well-being.
公共図書館が社会の幸福にどのように貢献しているか話してください。
回答例:
Libraries are important for everyone. They give people free books, internet, and a place to study. Some people don’t have computers at home, so they come to the library. Also, libraries have events for kids and adults, which help the community.
日本語訳:
図書館はすべての人にとって大切な場所です。本やインターネット、勉強できる場所を無料で提供してくれます。家にパソコンがない人は図書館に来て利用します。また、図書館では子どもや大人向けのイベントもあるので、地域社会の助けになります。
回答に対しての返答
Thanks! Let me ask you another question.
ありがとうございます!さらにもう1つ質問させてください。
トピック1:質問④
How might libraries evolve to meet the educational needs of future generations?
図書館は将来の世代の教育的ニーズにどう対応して進化すると思いますか?
回答例:
In the future, libraries will use more technology. They may offer more e-books or online classes. Maybe students can join lessons from home through the library’s website. This will help people learn in new ways and from anywhere.
日本語訳:
将来、図書館はもっとテクノロジーを活用すると思います。電子書籍やオンライン授業をもっと提供するかもしれません。図書館のウェブサイトを通じて、家から授業に参加できるようになるかもしれません。こうすることで、人々は新しい方法で、どこからでも学べるようになります。
回答に対しての返答
Thanks for talking about libraries with me.
図書館についてお話しくださりありがとうございました。
トピック2:トピックの切り替え
Now I’d like to change topics and ask you a few questions about face-to-face communication.
さて、話題を変えて、対面でのコミュニケーションについていくつか質問させてください。
トピック2:質問①
Would you tell me about some ways you start a face-to-face conversation?
対面で会話を始めるときの方法をいくつか教えてくれますか?
回答例:
When I start a face-to-face conversation, I often begin with a greeting like “Good morning” or “How are you?” If I don’t know the person well, I ask simple questions, like “Is this your first time here?” or “What do you do?” That makes the conversation easier to continue.
日本語訳:
対面で会話を始めるときは、「おはようございます」や「元気ですか?」などのあいさつから始めます。あまり知らない人には、「ここは初めてですか?」や「お仕事は何をされていますか?」など、簡単な質問をして、話が続きやすくなるようにしています。
回答に対しての返答
Interesting. I’ve got a different question.
興味深いですね。次の質問です。
トピック2:質問②
Why do some people prefer face-to-face communication over phone calls?
なぜ一部の人は電話よりも対面でのコミュニケーションを好むのでしょうか?
回答例:
Some people prefer face-to-face communication because they can see the other person’s facial expressions and body language. It feels more natural and easier to understand each other. Also, it’s more personal, so they can build better relationships.
日本語訳:
対面のコミュニケーションでは、相手の表情やしぐさが見えるので、安心感があるという人が多いです。より自然で、お互いの気持ちが伝わりやすくなりますし、関係も深めやすいので、電話よりも好まれるのだと思います。
回答に対しての返答
I see. I have another question.
なるほど。さらにもう1つ質問です。
トピック2:質問③
Tell me about a place where people often meet friends to chat and talk with each other.
友達とおしゃべりするためによく会う場所について教えてください。
回答例:
Many people meet friends at cafés. It’s a comfortable place to sit and talk for a long time. In Japan, family restaurants or coffee chains like Starbucks are also popular. Some students meet in libraries or parks to talk after school.
日本語訳:
多くの人が、カフェで友達と会っておしゃべりします。ゆっくり座れて話せるので、居心地が良い場所です。日本ではファミレスやスターバックスのようなカフェも人気です。学生は学校のあとに図書館や公園で会って話すこともあります。
回答に対しての返答
Thanks! I’ve got a different question.
ありがとうございます!別の質問です。
トピック2:質問④
How can cultural differences affect face-to-face communication between people from different cultural backgrounds?
異なる文化的背景を持つ人々の間で、文化の違いが対面コミュニケーションにどう影響するか教えてください。
回答例:
Cultural differences can change how people communicate. For example, in some cultures, eye contact is important, but in others, it can feel rude. Also, the way people greet or show respect is different. So, people need to be careful and open-minded when talking with others from different cultures.
日本語訳:
文化の違いによって、コミュニケーションの仕方も変わると思います。たとえば、ある文化では目を見て話すことが大事ですが、別の文化ではそれが失礼に感じられることもあります。あいさつの方法や敬意の示し方も違うので、異文化の人と話すときは、相手を尊重しながら柔軟に対応することが大切です。
回答に対しての返答
Thanks for talking about face-to-face communication with me. Have a nice day!
対面でのコミュニケーションについてお話しくださりありがとうございました。良い一日を!
「Interactive Speaking」と「Listen, Then Speak」の違い
「Interactive Speaking」が追加になるに伴い、「Listen, Then Speak」が問題から除外されることになりました。
「Interactive Speaking」と「Listen, Then Speak」は、会話はすべて音声のみで行われ、画面に質問のテキストは表示されないという点で問題の傾向が似ています。
「Listen, Then Speak」の詳細はこちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

以下の表で、2つの問題形式の違いを整理します。

「Interactive Speaking」と「Listen, Then Speak」は、どちらも音声を聞いて話して回答する形式ですが、求められるスピーキング能力のタイプが異なります。
求められる能力の違い
- Interactive Speaking:より自然な会話とテンポの良い対話力が重視される
- Listen, Then Speak:論理性と90秒間話し続けるスピーキング力
Interactive Speakingのメリットと注意点
Duolingo English Testの新問題「Interactive Speaking」には、他のスピーキング問題にはない独自のメリットがあります。
一方で、受験者によっては注意すべきポイントや難しさも感じやすい形式です。
Interactive Speakingのメリット(良い点)
ポイント | 解説 |
1問1答形式でシンプル | 「Listen, Then Speak」のように一度に2つの質問に答える必要がなく、1つずつ集中して取り組める |
自然なテンポで話せる | 準備時間がないことで、英語に慣れている人はテンポよく自然体で話しやすい |
短時間でも得点が狙える | 回答時間が35秒と短いため、簡単な理由+具体例だけでもスコアにつながるチャンスがある |
Interactive Speakingの注意点(難しさ)
ポイント | 解説 |
音声は1回しか聞けない | 質問は1回しか聞けないため、聞き逃してしまうと回答できない |
準備時間がない | 質問を聞いた瞬間から構成を考えて話す必要があり、即興力が求められる |
質問が意外と長いことがある | 複雑な構文で出題されることもあり、主旨を素早く理解しないと混乱しやすい |
初心者にはやや不利 | 「えっと…」と詰まっているうちに時間切れになるリスクがある |
表現の工夫がしにくい | 回答時間が短く、高度な語彙や構文を入れづらいため、表現力のアピールが難しい |
Interactive Speakingは、英会話に慣れている人にとって得点源になる可能性がある一方、初中級者にとっては「聞いてすぐに話す」という難しさがあるため、段階的な練習が必要です。
レベル別・おすすめ対策法
目標とするDuolingo English Testのスコア別に、必要とされる英語力や対策のアプローチは異なります。
ここではスコア80・100・130を目指す方向けに、それぞれの対策ポイントを紹介します。
スコア80を目指す人
- まずは質問の聞き取りに集中
音声は1回しか再生されないため、短い英文を聞き取る練習から始めましょう。 - 話し出しの定型フレーズを暗記
「I think…」「In my opinion…」「My favorite is…」など、話し始めのフレーズをいくつか覚えておくと、迷わず話し始められます。 - 使える単語や表現は“中学英語”でOK
難しい文法は必要ありません。
「私は◯◯だと思う(主張)→その理由→自分の経験や身近な例(具体例)」の構成を短い言葉でまとめましょう。
- 英作文と音読をセットで練習
「答えを書いて→それを音読する」ことで、正しい文の構造と発音の両方を身につけられます。
スコア100を目指す人
- トピックごとのテンプレートを作っておく
「文化」「日常生活」「ビジネス」などジャンル別に、自分の意見+エピソードをあらかじめ用意しておくと、応用が効きます。 - 回答構成は「結論 → 理由 → 具体例」の順で話す癖をつける
時間が短いため、すぐに結論を言うのがポイントです。 - リスニング強化のため“聞き返しなしで理解する”トレーニングをする
Podcastやニュースなどを使い、1回で意味を理解する練習を日常的に行いましょう。 - 毎日1問、録音してセルフチェック
話す癖・詰まり・言い直しを把握することで、スピーキング力向上に繋がります。
補足
スコア80、スコア100を目指す方の回答時の戦略として、回答時間35秒をすぐに使おうとせず、最初の5秒を準備時間に使用し、残り30秒で回答するという方法もよいでしょう。
スコア130以上を目指す人
- 会話のようなトーンを意識
形式ばった回答より、自然なリズムとイントネーションで答えると高評価につながります。 - 文法のバリエーションを意識的に取り入れる
関係代名詞・分詞構文など、洗練された構文を1文だけでも入れるとスコアが伸びやすくなります。 - 自分の意見を“広げる”癖をつける
結論→理由だけで終わらせず、社会的な視点や将来へのつながりまで発展させた回答を意識しましょう。 - 無駄のない表現と語彙の洗練を意識
簡単な単語の繰り返しを避け、類義語・言い換え表現を柔軟に使い分けましょう。
まとめ
本記事では、2025年7月から開始されるDuolingo English Testの新問題「Interactive Speaking」についてご紹介しました!
今回「Interactive Speaking」の追加に伴い、従来のスピーキング問題「Listen, Then Speak」が除外されることになりました。
どちらの問題も形式は似ていますが、求められる能力は異なります。
新しく追加される「Interactive Speaking」では、より自然な会話とテンポの良い対話力が必要です。
ぜひ今回の記事を参考に、新問題「Interactive Speaking」の対策を進めてくださいね!
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さらに、DET Bridge(クラクモ株式会社)を通じて受験すれば、正規価格より15%割引で試験を購入でき、スコアも24時間以内に通知される特典付きです。
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