Duolingo English Test140点でUC Berkeley合格!留学経験のない高校生が実践した勉強法と出願準備とは?

日本の高校に通いながら、海外のトップ大学への進学を実現した高校生がいます。

今回ご紹介する沢奏良(さわそら)さんは、Duolingo English Testでスコア140点を取得し、UC Berkeleyを始めとする複数の大学に合格しました。

本記事は、そんな沢さんへのインタビュー記事となっています!

「留学を目指した理由」や「勉強の工夫」、そして「受験生へのリアルなアドバイス」など、沢さんが語ってくれた盛りだくさんの内容をご紹介します。

これからDuolingo English Testを受験する人、海外大学を目指している高校生はもちろん、英語初心者の方にとっても刺激的で参考になる内容になっているのでぜひ最後までご覧ください!

自己紹介

  • 名前:沢奏良
  • ニックネーム:かいちょー
  • 年齢:18歳
  • Duolingo English Testスコア:140点
  • 出身校:同志社中学校・高等学校
  • 各種SNS:

Instagram:@sorasawa_1224
https://www.instagram.com/sorasawa_1224/
X:@sorasawa1224
https://x.com/sorasawa1224
note:@kaichou_1224
https://note.com/kaichou_1224

沢さんの記事でもご自身の経験についてまとめられているので、ぜひあわせてご覧ください。

純ジャパがDuolingoで140点を獲得し、UCバークレーに合格した話【世界TOP8】|かいちょー@TOEICじゃなく、Duolingoで逆転人生

こんにちは。かいちょーです。 「TOEFLやIELTS、難しすぎる…😢」 「海外目指したいけど、どうすれば?🤨」 皆さん、そんな悩み、ありませんか? 実は僕も、学校英語レベ…

受験の背景と動機

進学する大学と合格した大学を教えてください。

進学する大学は、UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)です。
合格した大学はUC Berkeley含む8校の米国大学です。

【補足】

沢さんが進学されるUC Berkeleyは、カリフォルニア大学(University of California、通称UC)のキャンパスの1つです。カリフォルニア大学には、UC BerkeleyのほかにもUCLAやUC San Diegoなどの名門校があり、すべて共通のオンライン出願システム「UC Application」を通じて出願できます。

通常のアメリカの大学では、大学ごとに個別の書類が求められるのが一般的ですが、「UC Application」では一度の入力で複数のUC校に同時出願できる点が大きな魅力です。​

沢さんも、今回複数の大学へ一括で出願されています。​

UC Berkeleyとは?

UC Berkeleyは、アメリカ・カリフォルニア州にある世界的に有名な州立大学です。

以下のような特徴があります。

  • カリフォルニア大学10校の中で最も古く、最も評価が高い大学
  • 2025年の世界大学ランキングで8位にランクイン
  • ノーベル賞受賞者を116人も輩出している
  • Appleの共同創業者であり、スティーブ・ジョブズの相方としても知られるスティーブ・ウォズニアック氏などの著名人を輩出
  • 日本からは、ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏や、元国連難民高等弁務官(UNHCR)の緒方貞子氏などが卒業している

なぜDuolingo English Testを受験しようと思いましたか?

Duolingo English Testを受験しようと思った1番の理由は、24時間365日、いつでも自宅から受験できるという柔軟さに魅力を感じたからです。
他の英語試験のように試験会場に行く必要がなく、決まった時間に合わせるプレッシャーもないため、自分のタイミングでリラックスして受験できる点に安心感がありました。

ほかの英語試験(TOEFL、IELTS)との違いは?

大きな違いは、本質的な英語スキルがより純粋に測定されている点です。

たとえば長文問題では、TOEFLやIELTSは文章量や単語数が非常に多いため、「文章を全て読まずに正解を導く」ような戦略的テクニックが求められます。

一方、Duolingo English Testでは、コンパクトで的確な問題構成により、テクニックに頼らず、本来の英語能力そのものが問われていると感じました。情報量を過不足なく抑えた設計だからこそ、受験者の核心的な英語力が自然と浮かび上がる印象です。


また、受験者に寄り添う姿勢も他の試験とは異なる点です。
たとえば、Duolingoは公式YouTubeやInstagramなどで試験内容を丁寧に解説しており、受験者が実力を最大限に発揮できるようサポートしてくれます。さらに、試験に関する問い合わせにも、TOEFLやIELTSよりも親身な対応をしてくれて、受験者を大切にしている姿勢が伝わってきました。

Duolingo English TestとTOEFL・IELTSとの比較は、こちらの記事で解説しています。

Duolingo English Test対策で使用した参考書や学習サイト、アプリがあれば教えてください。

参考書は特に使っていませんでした。
その代わりに、Duolingo English Test対策ツールを使用していました。

Duolingo English Testに関するYouTube動画もよく視聴していました。
視聴していたチャンネルは、「Arno - Duolingo English Test」と「Teacher Luke - Duolingo English Test」です。

「Teacher Luke - Duolingo English Test」:https://www.youtube.com/@TeacherLuke-DET

「Arno - Duolingo English Test」:https://www.youtube.com/@ArnoLearning

Duolingo English Testの試験対策はどのようにしましたか?

スピーキング対策を中心に学習

僕は、スピーキング力を伸ばすことでライティング力も自然と伸びると考えていたので、対策ではスピーキングを中心に取り組んでいました。

Duolingo English Test対策ツールを使用して類似問題を解きつつ、自分の回答を録音してAIに添削してもらうという練習を繰り返し行っていました。
AIにフィードバックをもらいながら自分の弱点を確認し、改善を積み重ねることで少しずつスピーキング力を高めていきました。

単語力は超重要

英語を学ぶうえで、単語力は本当に重要だと思っています。
過去には英検の単語帳などを使っていた時期もありましたが、Duolingo English Testの対策を始めたときは、特定の単語帳は使っていませんでした。

その代わりに活用していたのが、ArnoのYouTubeチャンネルです。
Duolingo English Testに出やすい重要単語をまとめた動画を見つけて、それをノートに書き出して覚えるようにしていました。
また、ChatGPTに「Duolingo English Testに役立つ単語を一覧で教えて」と頼んで、自分用の単語リストを作って暗記に活用しました。

さらに、普段から「わからない単語はすぐに調べて覚える」ことを意識していて、例えばトランプ大統領のスピーチ動画を見たときも、わからない単語はすぐに調べてノートにまとめていました。

単語帳に加えて、日々世の中に溢れている英単語にアンテナをはって、どんどん吸収していくことがすごく重要だと思います。

回答の型や使い回せるストーリーを準備する

Duolingo English Testの対策として、問題ごとの回答の型や使い回せるストーリーをあらかじめ準備していました。
例えば、Write About the Photoの問題に対しては、「概要 → 外見 → 場所 → 予想」といった構成で書くようにして、それぞれに対応する英語のフレーズもテンプレートとして用意していました。

また、自分の経験やエピソードを英語で話せるように準備しておくことで、複数の問題に応用できるようにしていました。
例えば、課外活動についてのストーリーを用意しておけば、スピーキングやライティングのさまざまな場面で使い回すことができます。

過去の記事でも、使い回せるフレーズの重要性について解説しています。

具体的な使い回せるフレーズ一覧も紹介しているので、あわせてご覧ください。

苦手な問題形式と克服した勉強方法はありますか?

苦手な問題形式

Duolingo English Testを受け始めた頃は、「Write About the Photo(写真描写問題)」と「Speaking Sample」が特に難しいと感じていました。

Write About the Photoは、制限時間が1分とかなり短く、「こんな短時間で何を書けばいいの?」と思ってしまいました。
また、Speaking Sampleは3分間も話し続ける必要があり、正直かなりハードルが高かったです。
日本語でも3分間ずっと話し続けるのは難しいのに、それを英語でやるとなると、最初は本当に大変でした。

苦手問題への対策法

Write About the Photo(写真描写問題):
まず、回答の「型(テンプレート)」を自分で考えて、それに当てはめて話せるようになるまで繰り返し練習しました。
型を決めておくことで、限られた時間内でもスムーズに答えられるようになりました。

Speaking Sample:
自分の体験談やエピソードを英語で話せるように準備しておきました。
どんなテーマにも応用できるようにストーリーを何パターンも用意し、さらに使い回しがきくフレーズも覚えておくことで、3分間のスピーキングにも対応できるようになりました。

以下の記事では、「Write About the Photo(写真描写問題)」と「Speaking Sample」について詳しく解説していています。

Write About the Photo(写真描写問題)の解説記事:

Speaking Sampleの解説記事:

その他効果的だったと感じる学習方法

高校生であれば、授業で習う文法の「例文」を活用すると、とても効果的だと思います。

授業中に提示される例文は、文法の理解を深めるために作られているので、それを使って「英文の型」を身につけるのに最適です。

具体的には、例文をただ読むだけでなく、英語→日本語、日本語→英語の両方を繰り返すことで、自然と使える表現として定着させていくことが大切です。覚えるまで何度も練習することで、文法だけでなくスピーキングやライティングにも応用できるようになります。

どのレベルの人でも、学校の英語の授業をおろそかにせず、きっちり取り組むのが大事だと思います。

Duolingo English Testスコア140点を取得したとき、どんな気持ちになりましたか?

スコアが140点と分かったときは、素直に嬉しかったです。
満点を目指してもう一度受けたい気持ちもあったのですが、その時は課外活動にも力を入れていたため、Duolingo English Testの受験は一旦そこで区切りをつけることにしました。

Duolingo English Testスコア140点の英語力

Duolingo English Testスコア140点は、他の英語試験に換算すると表のようになります。

  • 英検:1級
  • TOEFL iBT:109〜112
  • IELTS:7.5

海外大学合格までの流れ

いつ、なぜ海外大学をめざそうと思いましたか?

海外大学を目指すことに決めたのは、高校3年生の5月です。

昔から身近に海外の大学を卒業した方がいて、その影響もあり、海外の大学進学は自分にとって自然な選択肢のひとつでした。

進路を真剣に考える中で、アメリカという多様性に溢れた環境で様々な価値観や文化に触れながら、視野を広げたいなと感じ、アメリカに留学したいなと思いました。

なかでもカリフォルニアは、ただ多様であるだけでなく、ユニークな考え方や個性を積極的に受け入れる文化が根づいており、自分の意見やアイデアを自由に発信できる環境があると思い、魅力的に感じました。

そんな中で、進学先としてUC Berkeleyを選んだのは、自分のビジョンである「人と自然が調和できる地球像の実現」に向けて、まさに合致する”環境経済政策学”の専攻と優れた学びの環境が整っていると感じたからです。

合格までのスケジュールを教えてください。

高校3年
4月海外大学受験を決める
5月留学エージェント利用開始、Duolingo初受験(120点)
6月〜8月課外活動の整理/自分の考えの整理/エッセイ準備のための整理
8月Duolingo 2回目受験(135点)
9月エッセイ準備、Duolingo 5回目受験(140点)
10〜12月エッセイ作成、課外活動リスト作成
12月出願・提出完了
12〜1月奨学金情報収集
3月合格通知(UC Berkeleyなど/一部は特待生枠)
4月〜ビザ申請等の渡米準備

入学審査ではDETスコア以外にどのような要素が重要でしたか?

エッセイと課外活動は、海外大学の出願においてとても重要だと思います。
自分の考えや経験を言語化する力に加えて、どんなことに関心を持ち、どのように行動してきたかが伝わる部分だからです。

僕は、伝統的な京都の漬物「すぐき漬け」の文化を復興させる地域プロジェクトに参加したり、美容室から出る髪の毛を再利用して、海に流出した油を吸着・除去する環境保護プロジェクトにも取り組んできました。

どちらの活動も、社会や環境への関心を深め、自分自身の価値観を見つめ直すきっかけになりましたし、エッセイでも大切なエピソードとして紹介しました。

海外大学出願において、困ったことはありましたか?

出願で最も苦労したのは、エッセイの執筆でした。
英語で自分の考えや思いを表現するのがとても難しく、特に「自分らしさ」や「ユニークさ」を出そうとすると、言葉選びに悩むことが多かったです。

留学エージェントの方にエッセイを添削してもらっていましたが、担当者が日本人ではなかったため、自分の思いやニュアンスがうまく伝わらずにギャップを感じることもありました。

たとえ内容が自分の実体験に基づいていたとしても、それを英語で魅力的に伝えるには別のスキルが求められ、その点が1番大変だったと思います。

これからDuolingo English Testを受験する人へのメッセージ

Duolingo English Testは本当に本質的な英語力に直結するテストだと感じます。少し大変かもしれませんが、日々楽しみながら勉強に励んでほしいです。

高スコアを目指すうえで大切なのは、自分のストーリーを英語で準備しておき、それを使い回せるくらいしっかり覚えておくことだと思います。

ストーリーを何度もパソコンでタイピングしているうちに、自然と英語での入力が速くなりますし、ライティング力もスピーキング力も一緒に伸びていきます。

Duolingo English Testに限らず、英語の試験では自分の中にどれだけ「使える表現」や「引き出し」を持っているかが重要です。
使い回せるフレーズやエピソードのストックを増やしておけば、本番での安心感にもつながると思います。
頑張ってください!

海外大学を受験する方に、その他伝えたいこと

出願準備はとにかく早めに始めることをおすすめします。
英語の勉強も、課外活動も、出願のために“こなす”ものではなく、自分の関心や将来につながる経験として取り組むことが大切です。

エッセイのテーマを見て、「自分は何を考えてきたのか」「どんな行動をしてきたのか」が問われると気づかされます。
そのときに自分なりに答えられるように、できるだけ早くから社会問題に目を向けること、行動してみることが、最終的に1番大きな力になると思います。

まとめ

今回は、日本の高校に通いながら、海外のトップ大学への進学を実現した沢奏良さんへのインタビューをご紹介しました!

沢さんは、高校3年生の4月に海外大学受験を決意し、さまざまな工夫や努力の末にDuolingo English Testスコア140点を取得。

そして、UC Berkeleyを始めとする複数の大学に合格しました。

海外大学受験でのエッセイの執筆や課外活動の重要性についても語ってくださり、これから海外大学に挑戦される方にとってはとても参考になる内容だったのではないでしょうか。

ぜひ今回の記事を参考にしてDuolingo English Testを活用し、みなさんも夢や目標を実現させてください!

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