TOEFLとIELTSどっちを選ぶべき?Duolingo English Testも含めて徹底比較
「TOEFLとIELTS、どっちを選べばいいの?」
これは、留学や海外大学への進学を目指す多くの受験者が悩むポイントです。
どちらも英語4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)を測定する国際的な英語試験で、信頼性・知名度ともに非常に高い試験として広く知られています。
TOEFLは北米の大学進学に強く、パソコンで受験するアカデミック寄りの試験です。一方、IELTSはイギリスやオーストラリア、カナダなどで主流で、スピーキングが対面式なのが大きな特徴です。
さらに近年では、第3の選択肢として「Duolingo English Test(DET)」も注目を集めています。
Duolingo English Testは、オンライン完結型で費用も安く、結果通知が早いなどの特徴から、世界5,700校以上の教育機関に採用されている英語試験です。例えば、スタンフォード大学やハーバード大学といった名門校でも採用されています。
これらの3つの試験には、試験の出題形式や配点、受験料、結果が出るまでのスピードなど、大きな違いがあります。そのため、自分に合った試験を選ぶには、それぞれの特徴をよく理解することが必要です。
そこで本記事では、以下のような疑問にお答えしながら、自分に合った英語試験を選べるように徹底サポートします:
- TOEFLとIELTSの違いは?
- 自分にはどちらが合っている?
- Duolingo English Testってなに?使えるの?
- どの試験が費用・スピード・利便性の面で優れている?
2025年最新版の情報をもとに、TOEFL・IELTS・Duolingo English Testの3試験を徹底比較し、それぞれの特徴や適性、利用シーンをわかりやすく解説していきます。

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目次
TOEFLとIELTSはどんな試験?基本情報を整理しよう
TOEFLとは?形式・特徴・利用シーン
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、特にアメリカやカナダを中心とした北米の大学・大学院への進学を目指す人向けの英語試験です。
試験は、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4技能が測定され、アカデミックな内容が中心です。
【TOEFL iBTの基本情報】
- 試験時間:約2時間
- 受験形式:会場受験または自宅受験(TOEFL iBT Home Edition)
- 配点:各技能30点ずつ、合計120点満点
- 結果通知:4〜8日程度
- 有効期限:2年間
TOEFL iBTは、パソコンで全ての設問に回答する形式です。スピーキングもマイクに向かって録音するスタイルで、試験官と直接対面するIELTSとは異なります。
また、自宅から受験できる「TOEFL iBT Home Edition」も用意されており、会場に足を運ぶ必要がないため、忙しい社会人や地方在住の方にとっては特に便利です。
ちなみに、会場受験と自宅受験(TOEFL iBT Home Edition)の具体的な違いについては、以下の比較をご確認ください。

IELTSとは?形式・特徴・利用シーン
IELTS(International English Language Testing System)は、イギリスやオーストラリア、カナダなどで大学進学や移住申請に広く利用されている国際的な英語試験です。
TOEFLと同じく4技能を測定しますが、筆記形式として紙を選べることやスピーキングが対面形式であることなど、TOEFLとは異なる点も多いのが特徴です。
【IELTS Academicの基本情報】
- 試験時間:約2時間45分
- 形式:
- Reading・Writing・Listening:紙またはコンピューター形式
- Speaking:試験官との1対1の対面形式
- 配点:バンドスコアは、0.5刻みで1.0〜9.0まで(4技能の平均)
- 結果通知:5〜7日(CBTの場合)/13日程度(PBTの場合)
- 有効期限:2年間
スピーキングが試験官との対面形式で行われる点が大きな特徴なので、実践的なコミュニケーション能力を重視する方に向いています。例えば、IELTSは英国やオーストラリア、カナダの移住申請のスコア提出にも利用されています。
TOEFLとIELTSの主な違い(形式・配点・試験時間)
比較項目 | TOEFL iBT | IELTS Academic |
---|---|---|
試験形式 | パソコン | 「紙ベース」または「パソコン」+「対面スピーキング」 |
スピーキング形式 | マイクに録音(会話相手なし) | 試験官との1対1の対面式面接 |
試験時間 | 約2時間 | 約2時間45分 |
配点 | 各30点×4技能=120点満点 | 各技能のバンドスコア(1.0〜9.0)の平均 |
結果通知の目安 | 約4〜8日 | CBT:約5〜7日/PBT:約13日 |
受験場所 | 会場 または 自宅 | 会場のみ |
主な用途 | 北米(アメリカ・カナダ)などの海外大学進学 | 英国・オーストラリア・ニュージーランドなどの海外大学進学、移住申請 |
Duolingo English Test(DET)とは?新しい選択肢を紹介
Duolingo English Testの概要と特徴
Duolingo English Test(DET)は、言語学習アプリ「Duolingo」を開発した会社が提供する完全オンライン型の英語試験です。
2025年7月現在、世界の教育機関5,700校以上で採用されており、海外の大学・大学院を目指す方の間で注目を集めています。

Duolingo English Testには、「オンライン受験が可能」「受験料が安い」「試験時間が短い」といった特徴があります。
スタンフォード大学やMIT、ハーバード大学など、世界トップレベルの名門大学でも認められており、海外の大学・大学院を目指す受験者から高く支持されています。
【Duolingo English Testの基本情報】
- 試験時間:約60分
- スコア:10〜160点(5点刻み)
- 結果通知:48時間以内(クラクモ経由の購入で最短12時間以内)
- 受験方法:オンライン
- 価格:US$77(約11,000円/税込)
- 有効期限:2年間
- 採点方法:AIと人間によるハイブリッド採点
Duolingo English Testについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
オンライン完結・安価・短時間|TOEFL/IELTSとの違い
以下は、Duolingo English TestとTOEFL・IELTSを比較した結果です。

Duolingo English Testが使える大学・留学先
Duolingo English Testは、世界5,700以上の高校・大学・大学院・コミュニティカレッジなどの教育機関で英語認定試験として導入されており、今後もさらなる採用校の拡大が期待されています。

Duolingo English Testは、世界大学ランキング上位の名門大学でも利用されています。
- マサチューセッツ工科大学
- インペリアル・カレッジ・ロンドン
- ハーバード大学
- スタンフォード大学
- カリフォルニア工科大学
- ペンシルベニア大学
- カリフォルニア大学バークレー校
- シカゴ大学
- プリンストン大学
- イェール大学 など
3つの試験を徹底比較!どれが自分に合っている?
英語力証明としての有効性・認知度の比較

TOEFL
- 認定校数は、13,000校以上
- 特にアメリカ・カナダをはじめとする北米の大学では、現在でも主流の試験
- 中東や東アジア、南米でも高い信頼を得ており、英語圏全体で通用する「万能試験」とされている
IELTS
- 認定校数は、11,000校以上
- イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどの英連邦圏では必須に近い試験
- カナダでも広く利用され、移住申請などにも使用可能
Duolingo English Test(DET)
- 世界の教育機関5,700校以上で採用(2025年7月現在)
- 米国やカナダを中心に採用校が急増しており、MITやイェール、コロンビアなどの名門校でも採用
- イギリスやオーストラリア、日本、韓国、シンガポールなどでも採用が広がっている
- オンライン受験の手軽さと費用の安さから、アジア圏でも注目を集めている
試験形式・試験時間・受験場所の比較

試験時間の違いについて
TOEFL・IELTS・Duolingo English Testの試験時間を比較すると、Duolingo English Testの試験時間が最も短いです。
短時間で4技能を測定できるため、忙しい学生や社会人にとって大きな魅力です。
TOEFL
試験時間は約120分です。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングが全て通しで行われます。また、会場受験と自宅受験の試験時間は同じです。
- リーディング(試験時間:35分)
- リスニング(試験時間:36分)
- スピーキング(試験時間:16分)
- ライティング(試験時間:29分)
IELTS
試験時間の合計は、約160分です。
リーディング、リスニング、ライティングの試験時間は約2時間40分でスピーキングの試験時間は、約10〜15分となっています。
ペーパー版
- リーディング(試験時間:60分)
- リスニング(試験時間:40分※)
- スピーキング(試験時間:11~14分)
- ライティング(試験時間:60分)
コンピューター版
- リーディング(試験時間:60分)
- リスニング(試験時間:30分※)
- スピーキング(試験時間:11~14分)
- ライティング(試験時間:60分)
※ペーパー版・コンピューター版でそれぞれ所要時間は同じですが、ペーパー版の「リスニング」のみ、転記するための時間として10分確保されています。
Duolingo English Test(DET)
試験時間は約60分です。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの英語4技能を組み合わせた問題で構成されています。
- Literacy(読んで書く能力)
- Comprehension(聞いて読む能力)
- Production(書いて話す能力)
- Conversation(話して聞く能力)
Duolingo English Testのスコアの仕組みに関する詳細は、こちらの記事をご覧ください。
TOEFL・IELTS・Duolingo English Testの難易度は?
TOEFL・IELTS・Duolingo English Testは、難易度が大きく異なるとは言えません。ただし、受験者によって「相性」はあるため、自分に合った試験を選ぶのが重要です。
なお、難易度の比較については、以下の記事で詳しく説明しているのであわせてご覧ください。
Duolingo English TestとTOEFL・IELTSの相関性は?
Duolingo English Testの公式発表によると、Duolingo English TestとTOEFL・IELTSのスコアには、正の相関性があります。
つまり、Duolingo English Testのスコアが上がれば、TOEFL・IELTSのスコアも上がるということです。

以下は、TOEFL iBT・IELTS Academic・Dulingo English Testのスコア換算表です。
例えばTOEFL iBTが65点の人は、IELTS Academicだと約5.5、Duolingo English Testだと約100点を取得できるレベルだとわかります。

実際、Duolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」の講師の例では、TOEFL98点でDuolingo English Testスコアが130点を取得しており、換算表通りの結果となっています。
しかし、こちらの「TOEFL62点の男がDuolingo English Testを受けてみた」の記事では、TOEFL62点の方がDuolingo English Testを受験した結果、換算表の95点相当よりも高い110〜120点だったようです。
つまり、人によっては上記のスコア換算表通りに当てはまらないこともあります。個人差があるので、参考程度に活用しましょう。
また、「TOEFL・IELTSの形式の方が自分には合っている」と感じる方もいますが、どちらが優れているかではなく、自分に合った試験を選ぶことが大切です。
1つのテストに固執しすぎると、時間やお金も無駄にしてしまうことがあるため、複数のテストを受験してみるのもおすすめです。
Duolingo English TestとTOEICを比較した記事もあるので、興味がある方はあわせてご覧ください。
目的別のおすすめ試験はこれ!
英語試験を選ぶ際には、「どの国に留学したいか」「費用や時間にどれだけ余裕があるか」といった目的や制約を考慮することが重要です。
ここでは、目的別におすすめの試験を紹介します。
北米留学を目指す人には?
アメリカやカナダなど北米地域では、TOEFL iBTが最も一般的な試験です。特にアイビーリーグやカナダのトップ大学では信頼性が高いです。
とはいえ、近年ではDuolingo English Test(DET)を認定している北米大学も急増中です。実際、MIT、イェール大学、コロンビア大学などのトップ大学でもDETスコアを受け入れています。
そのため、以下のような判断基準が有効です。
- 出願校が決まっていないならTOEFL
- 出願校がDET対応なら、Duolingo English TestでもOK
イギリス・オーストラリア・アイルランド系は?
イギリスやオーストラリア、アイルランドなどの英連邦圏では、IELTSが一般的です。
IELTSはイギリス政府が公式に認定した英語試験であり、多くの大学進学・ビザ申請・移住の手続きで推奨または必須とされています。
また、近年ではDuolingo English Testに対応する大学も増えていますが、一部の学校やプログラムではTOEFLやIELTSしか認められない場合もあるので、注意が必要です。
結論としては、以下の選び方が現実的です。
- 国がIELTS推奨なら、 IELTSを受験
- コストや利便性を重視するなら、 Duolingo English Testを受験(出願条件を要確認)
コスト・スピード重視の人にはDuolingo English Testがおすすめ
留学には大きな費用がかかりますが、Duolingo English Testは受験料の安さと結果通知の早さで圧倒的に有利です。

また、当日申し込み・当日受験が可能で、48時間以内に結果が届き、月に最大3回受験可能です。
そのため、以下のような人におすすめです。
- スケジュールがタイトな人
- 試験会場に行けない人
- コストを抑えたい学生
ただし、出願先がDuolingo English Testを受け入れているかは必ず確認しておきましょう。
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まとめ
今回は、「TOEFL・IELTS・Duolingo English Testの違いと選び方」について、それぞれの特徴や向いている人を比較しながら解説しました。
特に押さえておきたいポイントは、以下の3つです。
- 北米留学なら、信頼性が高く万能なTOEFLがおすすめ
- 英連邦圏や移住申請には、対面スピーキングが特徴のIELTSがおすすめ
- コストやスピード、利便性を重視するなら、Duolingo English Testがおすすめ
どの試験も信頼性のある英語力証明ですが、それぞれに特徴や向いている人が異なります。出願先の条件や自分のスタイルに合わせて試験を選び、効率よく準備を進めましょう。
また、1つの試験に固執せず、例えばTOEFLとDuolingo English Testの両方を受験してみるといった工夫をするのもおすすめです。選択肢を広げることで、出願先の条件にも柔軟に対応しやすくなります。
Duolingo English Testを受験する方
Duolingo English Testの対策アプリ「DET Bridge」は、全19種類の問題をパート別で対策できるだけでなく、英文AI添削機能も導入しライティング強化にも活用できます。
ぜひ目標スコア到達に向けてご活用ください。

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