Duolingo English Test「Read Aloud」攻略ガイド:効果的な対策と練習方法
みなさん、「Read Aloud」の対策はできていますか?
「Read Aloud」は、Duolingo English Testで出題される問題形式の1つですが、対策方法がわからずお困りの方が多いのではないでしょうか。
筆者である私もそんな1人でしたが、効果的な対策方法を実践することで、以前よりも上達を実感できるようになりました。
そこで今回の記事では、私が実践した「Read Aloud」の攻略法を、具体的な対策方法や練習方法を含めてご紹介します!
Duolingo English Testで高得点を目指す方は、ぜひ参考にしてください!
目次
「Read Aloud」とは?
「Read Aloud」とは、画面に表示された英文(1文)を音読する問題です。
問題の概要
・1問あたりの解答時間:20秒(問題表示と同時にタイマーのカウントが始まる)
・1回のテストで出題される問題数:4〜6問
・音読を録音できる回数:1問につき1回
・測定される4技能スコア:スピーキング
・測定されるサブスコア:Conversation(話して聞く能力)、Production(書いて話す能力)
出題の流れ
- “Record yourself saying the statement below”(以下の文章を読むご自身の声を録音してください)という指示とともに、読み上げる文章が提示されます。
- 解答時間内(20秒)に「RECORD NOW」をクリックして、提示された文章を読み上げます。
- 録音が完了したら「NEXT」をクリックします。
※「NEXT」をクリックしなかった場合、時間切れとなったタイミングで自動的に次の問題へ進みます。
採点基準
採点はAIが行い、以下の要素が評価されます。
- 発音:正しく英語が読めているか
- 流暢さ:スピード、音の強弱、リンキングなど
- 適切な休止(ポーズ)
「Read Aloud」を攻略するための基本知識
「Read Aloud」を攻略するためには、英語を発音する際の基本的な知識をしっかりと押さえておくことが重要です。
英語の発音には、母音や子音、イントネーション、アクセントなど、多くの要素が絡み合っており、それらを理解することで正しい英語の発音を身につけることができます。
ここでは、英語を話す上で知っておきたい発音の基礎知識を5つ紹介します。
- 発音記号
- 音声変化
- イントネーション
- アクセント(強弱)
- 休止部分
これらの基礎知識を理解して実践することで、「Read Aloud」でよりネイティブに近い発音で話すことができます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ練習を積み重ねていきましょう。
1. 発音記号
英語の発音を正しく学ぶ上で、「発音記号」の理解は欠かせません。
発音記号をしっかりと学ぶことで、単語帳などからでも正しい発音を習得できます。
例えば、「apple」と「eye」はカタカナ表記でどちらも「ア」で始まりますが、発音記号ではそれぞれ「 /ˈæpl/ 」と「 /άɪ/ 」と表記され、異なる母音を持つことが分かります。
このように発音記号を活用すれば、英語特有の音や母音・子音の微妙な違いを理解できるようになります。
また、「th」や「r」などの日本人が苦手とする音も、発音記号を参考に口の形や舌の位置を意識して練習することで、正しい発音を身につけることができます。
2. 音声変化
英語では、単語同士がスムーズにつながり、発音が変化する「音声変化」がよく見受けられます。
代表的な音声変化は、以下の通りです。
- 連結(リンキング):
単語末の子音と、次の単語の母音がつながる現象です。
例えば「sit up」は「シタップ」と聞こえる場合があります。
- 同化:
隣接する音が影響を受けて変化する現象です。
例えば「I need you」は「アイニージュー」のように発音されます。
- 脱落(リダクション):
本来あるべき音が弱くなるか消える現象です。
例えば「good boy」は「グッボーイ」となります。
- 弱形:
機能語(前置詞・接続詞・助動詞など)が短く弱く発音される現象です。
例えば、「can」は「kən」または「kn」のように発音されます。
音声変化を理解して練習することで、英語の発音をよりネイティブのものに近づけることができます。
3. アクセント(強弱)
英語では、「内容語と機能語で強弱をつけて話す」ことが重要です。
内容語と機能語は、以下のように分類されます。
- 内容語:動詞・名詞・形容詞・副詞・疑問詞・数詞
- 機能語:助動詞・前置詞・冠詞・接続詞・代名詞・関係詞
具体的には、内容語は強く発音し、機能語は弱く発音します。
では、以下の例文を使った解説をみていきましょう。
When I was a kid, I liked to play soccer.
太字の単語は「内容語」のため強く発音し、太字以外は「機能語」のため弱く発音します。
このように、「内容語」と「機能語」で発音の強弱をつけることで、英語特有のリズムが生まれます。
4. イントネーション
イントネーションとは、声の高さの変化のことです。
英語のイントネーションの基本には、以下の2つがあります。
- 下げ調子になる「下降調」
- 上げ調子になる「上昇調」
1.下げ調子になる「下降調」
下降調になる文章には、「肯定文」「否定文」「5W1Hの疑問文」があります。
肯定文
例)He speaks English at work. ( ⤵ )
訳)彼は職場で英語を話す。
否定文
例)He does not speak English at work. ( ⤵ )
訳)彼は職場で英語を話さない。
5W1Hの疑問文
例)Why does he speak English at work? ( ⤵ )
訳)どうして彼は職場で英語を話すの?
2.上げ調子になる「上昇調」
上昇調になる文章には、「Yes/Noの疑問文」「付加疑問文」があります。
Yes/Noの疑問文
例)Do you play tennis? ( ⤴ )
訳)テニスをする?
付加疑問文
例)You play tennis, don’t you? ( ⤴ )
訳)テニスをするよね?
ただし、以下のような例外もあります。
相手の発言が聞こえない・分からないとき(「5W1Hの疑問文」だが、上昇調)
例)What did you say? ( ⤴ )
訳) 何て言ったの?
相手の発言が腑に落ちないとき(「肯定文」だが、上昇調)
例)You play tennis? ( ⤴ )
訳)テニスをするの?
5.休止部分
英語を話す際には、適切な場所で「休止(ポーズ)」を入れることがとても重要です。
意識するポイントは、以下の2つです。
- 句や節の終わりで休止を入れる
- コンマ(,)を意識する
1. 句や節の終わりで休止を入れる
英語を話す際には、意味のまとまりごとに休止を入れると自然なリズムになります。
特に、「句」や「節」の終わりが休止を入れるべきポイントです。
例文)
When I was a kid, (休止)I liked to play soccer.
I went to the park, (休止)and then I met my friend.
2. コンマ(,)を意識する
問題文にコンマがあれば、休止を入れるようにしましょう。
問題のレベルが上がるほど文の語数が多くなるため、全文を同じテンポで読むと不自然になってしまいます。
例文)
Yesterday, (休止)I visited my grandmother.
Their innovative approach revolutionized the industry, (休止)setting a new standard for excellence.
発音の練習方法
発音をしっかり学習したことがない方もいると思うので、まずは発音の「基本学習」について学んでいきましょう。
その後、より実践的な学習方法を解説します。
発音の基本学習
発音練習では、「質(1単語ごとの発音の質)」と「スムーズさ(流暢さ)」の両方を同時に上達させようとしないことが重要です。
まずは、発音の「質(1単語ごとの発音の質)」から練習することをおすすめします。
練習方法として、以下の流れで行いましょう。
- 1つの単語の音声を、音声速度を落として聞く
- 聞いた音声と同じように、ゆっくり発音する
- 慣れてきたら、音声速度を上げて発音できるまで練習する
単語ごとの発音に慣れてきたら、そこから短い英文を読む練習をして「スムーズさ(流暢さ)」を意識していきましょう。
より実践的な学習方法
発音の「基本学習」を学んだところで、ここでは英語の発音を効率的に練習する方法をご紹介します。
まずは、英文付きの英語音声を用意しましょう。
私のおすすめは、以下の2つです。
- 「DET Bridge」の「Read Aloud」問題音声
- 「TED」動画
英語音声が準備できたら、以下のステップで練習を進めます。
ステップ1:リスニング
ステップ2:アイシャドーイング
ステップ3:リピーティング
ステップ4:オーバーラッピングまたはシャドーイング
このステップで練習する際は、以下のポイントも参考にしてみてください。
- 初めは短い文章から始めて、徐々に長い文章に挑戦する
- 発音が苦手な単語があれば「基本学習」に戻って1単語ずつ練習する
- 自分の声を録音して、音声と比べながら改善ポイントを確認する
- 毎日10〜15分程度を目安に継続する
英語の発音の上達には、繰り返し練習することが重要です。
諦めず地道に練習していきましょう!
ステップ1:リスニング
英文は見ないで、まずは英語音声を聞いてみましょう。
音声の内容を理解することを意識しつつ、話し手がどのようなリズムで話しているかに注意してください。
意識するポイント
- 強く発音されている単語(内容語)と弱く発音されている単語(機能語)を聞き分ける
- 全体のテンポやイントネーションを感じ取る
ステップ2:アイシャドーイング
次に、アイシャドーイングを行います。
これは、英文を目で追いながら英語音声を聞く練習方法です。
意識するポイント
- 単語やフレーズごとの強弱を確認する
- 話し手がどこで休止を入れているかにも注目する
ステップ3:リピーティング
アイシャドーイングが終わったら、リピーティングに取り組みます。
音声を聞いて、その後「同じように話す」ことを繰り返します。
話す際は、英文を見ながらでも構いません。
意識するポイント
- 音声をそっくりそのまま真似する
- スピードよりも正確さを重視し、強弱やリンキング(単語同士のつながり)を意識する
ステップ4:オーバーラッピングまたはシャドーイング
最後に、オーバーラッピング(音声と同時に発話)またはシャドーイング(音声より0.5秒ほど遅れて発話)を練習します。
意識するポイント
- 英文を見ずに練習する
- 音声の発音、リズム、強弱をできるだけ正確に再現する
まとめ
今回の記事では、「Read Aloud」の攻略法をご紹介しました!
「Read Aloud」を攻略するためには、まずは発音の基礎知識を理解することが重要です。
その上で、地道な発音練習を重ねることが必要となります。
発音練習に慣れてきたら、より実践的な学習方法を取り入れていきましょう。
英語の発音練習は、最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねていくうちに上達していくのを感じることができるはずです!
ぜひ今回の記事を参考にして、Duolingo English Testで高得点を目指してください!
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