Duolingo English Testスコア解説|4技能スコアが新たに追加
Duolingo English Test (DET)には、あなたの英語スキルをより詳しく表すスコアがあることをご存知でしょうか?
Duolingo English Testスコアの大きな特徴は、TOEFLやIELTSとは異なる独自のスコアがあることです。
今回の記事では、現在Duolingo English Testで確認できるスコアと、2024年7月1日から導入される最新スコアについて解説していきます。
Duolingo English Test対策のおすすめはこちら
Duolingo English Testのスコア(従来)
Duolingo English Testは、総合スコアが160点満点で5点刻みの採点が行われます。また、総合スコアだけでなく、スキルごとの習熟度がわかる4つのサブスコアもわかります。
サブスコア
・4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)ごとにスコアが決まらない
・以下の4つの項目のように、各技能の組み合わせたスコアが評価される
- Literacy=読んで書く能力
- Comprehension=聞いて読む能力
- Production=書いて話す能力
- Conversation=話して聞く能力
これは、Duolingo English Testがより実践的な試験であることが関係しています。
公式YouTubeチャンネルでは、下記のように説明しています。
We know that in real life language skills are used in an integrated way.
For example, in a classroom you do not just speak just write.実生活では言語スキルが統合的に使用されることがわかっています。
https://youtu.be/D77PXdZoNwI?si=vmEDFOabzW_Rpjdz
たとえば、教室ではただ話したり書いたりするだけではありません。
実際、私たちが日常生活で英語を使う場合、4技能を別々に使うケースは少ないと思います。
例えば、学校の授業で英文を読む際には、先生の話を聞きながら文章を読みます。また、友人と会話をする際にも、こちらから一方的に話しかけるのではなく相手の話を聞きながら会話を進めていくのが一般的です。
そのため、Duolingo English Testのサブスコアでは、4技能を組み合わせた総合的な言語スキルが評価されるのです。
元々なぜ4技能で分けないのか疑問でしたが、公式の解説を聞いて納得しました。
Duolingo English Testスコア比較
Duolingo English Testは、受験者のレベルに合わせた問題が出題される形式を採用しています。
つまり、受験者のレベルに合わせて出題される問題が変化する特殊な試験です。
また、Duolingo English Testのスコアは、他の英語資格試験のスコアやCEFRレベル(※)を比較することで、難易度の目安を把握することができます。
※ CEFRとは、ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)の略で、英語などの外国語の能力を評価するための国際基準です。A1(初級)からC2(上級)までの6つのレベルがあります。
すでに他の資格試験を受けたことがある人は、自分のDuolingo English Testのスコアの判断基準として、下の表を参考にしてみてください。
下記の記事ではDuolingo English Testの難易度をTOEFL・IELTSと比較し調査しています。
難易度が気になる方は合わせてご覧ください。
Duolingo English Testスコア変更点 (2024年7月1日~)
2024年7月1日から従来のサブスコアに加えて、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能ごとのスコアが追加されます。
総合スコアは、4技能の平均スコアを取ることで計算します。また、サブスコアは、4技能の2つのスコアの平均を取って計算します。
総合スコア
- リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能スコアの平均で計算される
- 総合スコアも5点刻みで算出される
(例)Reading 135 + Listening 145 + Speaking 130 + Writing 100= 505/4 = 130点 (正確には127.5点だが5点刻みで算出される)
サブスコア
- 特定の2つの技能の組み合わせの平均で計算される
- サブスコアも5点刻みで算出される
・Literacy(読んで書く能力)=リーディング・ライティングスコアの平均
(例)Speaking 130 + Writing 100=230/2 = 115点
・Comprehension(聞いて読む能力)=リスニング・リーディングスコアの平均
(例)Listening 145 + Reading 135=280/2 = 140点
・Production(書いて話す能力)=ライティング・スピーキングスコアの平均
(例)Writing 100 + Speaking 130=230/2 = 115点
・Conversation=(話して聞く能力)=スピーキング・リスニングスコアの平均
(例)Speaking 130 + Listening 145=275/2 = 140点 (正確には137.5点だが5点刻みで算出される)
Duolingo English Testのスコアを上げたい方は下記の記事で対策方法をまとめているので合わせてご覧ください!
Duolingo English Testスコア変更によるメリット
ここでは、Duolingo English Testのスコアが変更したことによるメリットを3つご紹介します。
- 自分の英語力が明確化
- 4技能が追加されたことで自分の得意・不得意が明確化
- 上記によって対策しやすくなる
弱点が明確化されるので、弱点である問題形式を重点的に学習することでスコアアップにつながります。
Duolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」では、全19種類の問題をパート別で学習することができるので弱点克服に役立ちます。
下記のボタンから詳細が見れるので、スコアアップしたい方はぜひご覧ください。
各問題に対応しているサブスコア
ここでは、問題ごとに対応しているサブスコアを紹介します。
Duolingo English Testのサブスコアを伸ばすには、重点的に学習する問題を決めることも大切です。
下の表を参考にしてみてください。
下記の記事ではDuolingo English Testの全19種類の問題を詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。
まとめ
今回の記事では、2024年7月1日以降のDuolingo English Testでの変更点について解説しました。
DET Bridgeを使うと、自分の弱点を重点的に学習することができ、スコアアップが期待できます。
ぜひ活用して、効率的な学習を進めてみてはいかがでしょうか?
「Duolingo English Test」対策特化の学習アプリ「DET Bridge」
DET対策特化の学習アプリである「DET Bridge」は、海外留学をめざす大学生や社会人がDETでハイスコアを取得するために役立ちます。
「Duolingo English Test」対策に特化した日本初*の学習アプリケーション「DET Bridge」は、海外留学をめざす大学生や社会人がDuolingo English Testでハイスコアを取得するためのサービスです。
2024年7月にはAIによるエッセイ添削サービスを開始し、さらに学習効果が高まる見込みです。 *自社調べ(2024年4月時点|インターネット調査)