Duolingo English Testの練習問題をやり込もう!
Duolingo English Testでスコアを上げる最適な方法をご存知でしょうか。
僕自身、Duolingo English Testを受験し始めた当初は、調べても対策方法がよくわからず悩んだことがありました。
対策が難しい理由は、Duolingo English Testが2016年にアメリカで開発された新しい試験で、日本語で書かれた情報が少ないからです。
(最近ようやく対策本が出版されましたが、ほかの試験対策本のバリエーションと比べたらまだまだこれからというところですね…!)
そのため、日本人学習者にとって、効果的な対策方法を見つけるのは難しいです。
試行錯誤の末、僕が見つけたスコアを上げる最適な方法は、自分の弱点を把握し弱点パートを重点的に攻略することです。
もちろん全体感をつかむことも重要なので、結局のところ、練習問題を徹底的に取り組むことが鍵となります。
そこで今回の記事では、
- 練習問題を解く3つの方法
- なぜ練習問題が重要なのか
について解説していきます!
これらの方法を使って、Duolingo English Test対策を効率的に進めていきましょう!
この記事をご覧になっている方は、Duolingo English Testの問題形式を理解していると思いますが、もしご存知ない方がいらっしゃったら、下記の記事をご覧ください。
練習問題を解く方法
Duolingo English Test(DET)の練習問題を解く方法は、主に下記の3つがあります。
- Duolingo English Test公式の練習問題
- DET Bridgeのパート別練習問題
- DET Readyの練習問題
Duolingo English Test公式の練習問題
Duolingo English Testの公式ホームページで、無料の練習問題を解くことができます。
本番の試験より短い45分のテストで、本番と同じ出題形式に取り組むことができます。予想スコアを確認できますが、自分の答案を見直すことはできないので注意が必要です。
DET Bridgeのパート別練習問題
DET Bridgeは、日本語の解説が付いたDuolingo English Test対策Webアプリです。
模擬試験はありませんが、パート別で練習問題を解くことができます。また1問ごとの制限時間は本番と同じ時間で設定されているので、時間感覚を掴みながらパート別に練習することが可能です。
今回紹介する練習問題を解く方法の中で唯一日本語解説がついているのも魅力の1つになっています。
DET Readyの練習問題
DET Readyは、Teacher Lukeが提供しているDETの練習プラットフォームです。
有料会員になると、実際のテストと同じ形式で無制限に練習ができ、回答後には模範解答が表示されます。無料会員でも、1日5問まで練習が可能なので、お金をかけずに対策したい人には良いでしょう。
ただし、練習問題の解説は付いておらず、解答しかありません。また、サイト内はすべて英語で記載されているため、初学者には少し難しいかもしれません。
なぜ練習問題が重要なのか
Duolingo English Testは、TOEFLやIELTSなどの資格試験にはない特有の問題形式が出題されます。また、1問ごとの制限時間も圧倒的に短く、試験時間60分のなかで19種類の問題を解く必要があります。
そのため、下記の理由で練習問題を解くことが重要になってきます。
- 問題に慣れる
- 自分の解答パターンを作る
- 時間配分を覚える
- ライティングの必要量を把握する
- 無効試験の対策
1. 問題に慣れる
先ほども説明したように、Duolingo English Testは、他の試験にはない問題が出題されます。
例えば、Interactive listeningです。
Interactive listeningとは、会話形式のリスニングとライティングが融合した問題で、Listen and RespondとSummarize the Conversationの2種類があります。
画面に表示される教授または友人と会話を繰り返し、その後に会話の内容を要約する問題です。珍しい問題形式のため、初めて受験する人は戸惑うことが多いです。
また、Duolingo English Testには他にも独特な問題がありますので、慣れるためには多くの練習問題に取り組むことが大切です!
2. 解答方法を決める
ライティング問題では、短い時間で回答する必要があり、英文の書き方で迷っている時間はありません。そのため、どのようなことを書けば良いのかを事前に練習しておく必要があります。
例えば、Write About the Photoという問題をご紹介します。
Write About the Photoでは、画面に表示された1枚の写真を見て、英語で記述する問題が出題されます。1問あたりの解答時間は1分です。慣れていないと、何から書けば良いのか迷ってしまうでしょう。
短い時間で回答するコツは、まず写真のメインとなるものを説明し、その後にメインの周りにあるものを説明することです。
ここでは、Duolingo English Test対策webアプリ「DET Bridge」の問題から1題ご紹介します。
解答例は、以下の通りです。
The man wearing glasses is holding a black-covered book with both hands. (写真のメイン)
He is sitting on the green sofa with a yellow cushion. (メインの周囲のものを説明)
Behind him, several pictures with frames are hung on the wall. (メインの周囲のものを説明)
【日本語訳】
眼鏡をかけた男性が黒い表紙の本を両手で持っています。 (写真のメイン)
彼は黄色いクッションが置かれた緑色のソファに座っています。 (メインの周囲のものを説明)
背後の壁には額縁のついた写真が何枚か掛けられています。 (メインの周囲のものを説明)
自分の回答方法が決まっていない方は、上記の記載方法で繰り返し練習してみてください!
また、慣れてくれば、自分なりの答案の作り方も身につけるのも良いでしょう。
写真描写問題の攻略法は下記の記事でも紹介しているので合わせてご覧ください。
3. 時間配分を覚える
Duolingo English Testは、1問ごとの回答時間が圧倒的に短いです。
そのため、実際の制限時間内で練習をしておかないと、回答が間に合わないことがあります。
例えば、Interactive Readingの問題では、5つの形式の問題を合計6問、制限時間7~8分で解く必要があります。本文を読解する時間も考慮すると、設問1問あたりの回答時間は1分程度です。
また、Interactive Readingに限らず、Duolingo English Testは1問ごとの制限時間が短いのが大きな特徴です。そのため、実際の試験と同じ環境で練習し、時間配分を身につけることが大切です!
4. ライティングの必要量を把握する
Duolingo English Testのライティング問題は最低単語数が定まっていませんが、高得点を目指すのであれば、なるべく多く書いた方が良いしょう!(もちろん、正確性も大切ですが...)
実際の試験画面では、記載した単語数の表記はないため、日頃から感覚的に単語数を把握できるようにしておくことが大切です。
ここでは、Interactive Writingの問題を見ていきましょう。
Interactive Writingでは、5分間で質問に対する自分の考えを記述する問題が出題されます。高得点を目指す方であれば、130単語を目標にすると良いでしょう。
例えば、以下の文章は134単語あります。
The building in my hometown that I find particularly beautiful and significant is Sendai Castle, for two primary reasons.
Firstly, it holds historical significance.
Visitors can explore the castle and learn about Masamune Date, who is the founder of the castle and ruled the entire Sendai area.
It includes the strategies he developed in various battles and how he lost his eye.
Secondly, the castle offers a stunning panoramic view of Sendai city from its location.
Visitors can admire the entire cityscape from the top of the castle. Additionally, the castle is accommodating to non-Japanese speakers, as it provides English explanations alongside historic materials.
It ensures that all visitors can appreciate and understand the castle's rich history.
For these reasons, I consider Sendai Castle to be a unique and essential landmark in my hometown.
練習問題を解くなかで、自分が書いた英文がおおよそ何単語なのかを把握できるようにしましょう。
5. 無効試験の対策
Duolingo English Testには、オンライン受験特有の規則があります。その規則に違反していると見なされた場合、試験が無効になることがあります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
無効試験にならないようDuolingo English Testの規則を意識して練習問題に取り組むことが重要です。
ちなみに、僕の無効試験の経験を紹介したいと思います…。
僕の無効試験の原因は、考えるときに上を向いてしまう癖があったことです。
この場合の日頃から対策できることとして、以下のようなことを意識することをおすすめします。
- カメラを見て考えるようにする
- ライティングの問題以外では、視線を下に向けないように意識する
人それぞれ問題を解く際の癖は異なるので、無効試験にならないよう練習問題を解きながら対策していきましょう。
まとめ
- 練習問題を解く方法は、主に「Duolingo English Test公式の練習問題」、「DET Bridge」、「DET Ready」の3つ
- 練習問題を解くことで、問題形式に慣れたり、時間配分を覚えたりすることができる
- ライティングの問題では、スムーズに答案を書くコツを身につけることが大切
- ライティング問題では、自分が記述した英文がおおよそ何単語が把握できるようにする
- 無効試験にならないよう、練習問題を解く際も規則を意識する
今回の記事では、「Duolingo English Testの練習問題を解く3つの方法」と「なぜ練習問題が重要なのか」について解説しました。
Duolingo English Test対策では、練習問題を徹底的に解くことが高得点への近道です。
今回紹介した方法を参考にして、高得点が取れるよう練習問題に取り組みましょう!
Duolingo English Test対策Webアプリ:「DET Bridge」
Duolingo English Testの対策アプリ「DET Bridge」は、全19種類の問題をパート別で対策できるだけでなく、英文AI添削機能も導入しライティング強化にも活用できます。
ぜひ目標スコア到達に向けてご活用ください。
下記の記事ではDuolingo English Test対策アプリ「DET Bridge」の紹介をしているので気になる方は合わせてご覧ください。