Duolingo English Test対策ツール「Arno」の特徴を徹底解説
Duolingo English Test対策ツール「Arno」って、どうなんだろう?
Duolingo English Testを受験されている方の中には、「Arno」をご存じの方は多いと思います。
しかし、ネット上には「Arno」の情報や口コミが少ないことから、利用するべきか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、Duolingo English Test対策アプリ会社の担当者である私が、実際に「Arno」を利用した感想をご紹介します!
「Arno」の特徴・良かった点・悪かった点など…詳しく解説していきます。
Duolingo English Test対策ツールの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
目次
Duolingo English Test対策「Arno」とは?
「Arno」は、海外の方によって作られたDuolingo English Test対策ツールです。
世界中の方に向けて作られているため、基本的には英語表記となっています。
「Arno」は、以下のような多様なコンテンツを提供しています。
- Practice(パート別問題練習):全14問題形式を網羅
- Mock Tests(模擬試験):本番形式の模試を提供
- DET Courses(スコアアップコース):動画教材や練習問題
- Vocabulary Builder(単語練習):語彙力を強化
- Grammar for DET(文法学習):重要な文法事項を学習
「Arno」の料金プランは複数用意されていますが、基本はサブスクで利用するプラン設定になっています。
30日間コース(クレジット無制限・模擬テスト無制限)は、月額16,667円(税込)です。
「クレジット無制限」「模擬テスト無制限利用可能」などのメリットはありますが、料金は他の対策アプリ(DET BridgeやDET Readyなど)と比べて非常に高くなっています。
90日間コース(クレジット無制限・模擬テスト無制限)は、30日間コースの33%割引で月額11,283円(税込)です。
30日間コースより月々お得に利用できますが、他の対策アプリ(DET BridgeやDET Readyなど)と比較すると、やはり高めの料金となっています。
【補足:クレジットについて】
「Arno」では、「クレジット」と呼ばれるものを使用します。
これは、「即時フィードバック利用券(AI添削利用券)」として使用できるようです。
パート別対策問題で解答を提出する際、「クレジット使用」と表示され、クレジットを使用すると即時フィードバックがもらえるようになっています。
実際にクレジットを使用してみたところ、AI添削機能によってフィードバックが表示されました。
ちなみに私は、Write About the Photoの問題でクレジットを利用しました。
以下に、問題と私の回答、フィードバックの内容をご紹介します。
フィードバックがもらいやすいよう、難易度の高い単語は使用せずに回答してみました。
右下の赤枠から1クレジットを使用して回答を提出すると、即時フィードバックがもらえます。
以下が、フィードバックの内容です。
「Arno」のAI添削によると、予想スコアは135〜145でした。
しかし、実際に私の回答を見てもらうとわかりますが、難易度の高い単語は使用していません。
Duolingo English Test対策アプリ会社の担当者である私の予想では、今回の回答は、高くてもスコア100程度かと思います。
「Arno」のAI添削では、予想スコアがやや高めに表示されるようです。
フィードバックでは、単語のスペルや文法の誤りも指摘してくれます。
しかし、上記画像のように単語や文法が正しくても間違いと指摘されてしまい、AIの精度はそこまで高くはないようです。
あえてスペルミスをして回答してみると、AI添削で指摘してくれました。
また、スペルミスをすると大幅に予想スコアが落ちるようです。
フィードバックは、スコアを上げるためのフレーズや難易度の高い単語の提案などはなく、あくまでも「間違った部分を指摘してもらえる※」という印象でした。
※実際に即時フィードバックを使い込んだわけではないので、あくまでも個人の感想です。
ちなみに、購入するプランによっては使用できる「クレジット数」が決められているので、確認して選ぶようにしましょう。
「Arno」の良かった点・悪かった点
良かった点
1. 単語と文法の学習が可能
「Arno」では、Duolingo English Test対策だけでなく、語彙力や文法力も強化できます。
ただし、ほとんどが英語表記なので、文法も英語で学習することになります。
英語を英語で学習することに慣れていない、または苦手意識がある方は注意が必要です。
- 単語学習:重要単語や通常単語がカテゴリー別で学習できる
- 文法学習:重要な文法事項を13のトピックで学習できる
2. 幅広いコンテンツ
パート別問題や模擬試験、スコアアップのための動画教材など、幅広い機能がそろっていて総合的な学習が可能です。
ただし、こちらも英語表記のため、動画も英語解説となっています。
3. パート別対策が充実
「Arno」では、Duolingo English Testの問題をパート別で解くことができます。
- 時間制限は、本番の試験と同じ
- 復習機能があり、間違えた問題の再確認ができる
- 問題ごとに質問ボタンが表示される
- ライティングやスピーキング問題のAI添削機能がある
- 難易度が「Easy/Medium/Hard」に分かれており、自分のレベルに合わせて取り組める
- 全ての問題形式が、本番とほぼ同じデザイン・仕様になっている
こちらも解説はほとんど英語表記です。
あくまでも目安ですが、Duolingo English Testスコア100以下の方には難しく感じる可能性が高いでしょう。
悪かった点
1. 初心者には難易度が高い
- ほとんどが英語表記:
「Arno」の解説は英語表記のため、英語を英語で学習することになります。
そのため、英語初心者には難易度が高いと言えるでしょう。
解説などで理解できない英語は、Chromeのページ翻訳やGoogle翻訳などを使うこともできますが、Chromeのページ翻訳をすると問題文まで日本語になります。
また、Google翻訳も手間となるため、効率的な学習とは言えません。
個人差はあると思いますが、目安として「Duolingo English Testスコア100以下」の方には難しく感じる可能性が高いでしょう。
- UIが使いづらい(ツールの仕様が複雑)
「Arno」は基本的に英語表記であること、また多くの機能・画面遷移先があるため、どこから学習したらいいのか分かりづらいと感じました。
そのため、まずは「Arno」の仕様に慣れることが必要となり、最短でのDuolingo English Test対策のスケジュールが立てにくい可能性があります。
- 十分なサポートが得られない可能性がある
パート別対策には各問題に問い合わせフォームがありますが、英語で問い合わせる必要があるので、十分なサポートが得られない可能性があります。
そのため、利用を検討している方は、購入する前に日本語での対応が可能なのかを一度確認するといいでしょう。
2. 料金体系・プランが分かりにくい
- 「クレジット」システムが初めてのユーザーには分かりづらい
- 英語でプランが説明されており、日本語訳にしても詳細が伝わりづらいものがある
- 高額なプランには魅力的な機能が多いものの、全体的に料金が高め
「DET Bridge」との比較
「Arno」と、同じくDuolingo English Test対策ツールである「DET Bridge」と比較すると、以下のような違いがあります。
1. 初学者にも優しい設計
- 全ての解説が日本語で提供されている
- 目標スコア100〜155点のスコア別解答例を確認できる
- ライティング問題の英文AI添削機能がついている
2. コストパフォーマンス
- 月額料金がリーズナブル(学割プランもあり)
- すべての機能が月額料金内で利用可能
「Arno」と「DET Bridge」どちらがおすすめ?
Duolingo English Test対策ツールを利用する方が「どのように勉強したいか」で変わってくるため、一概にどちらがおすすめとは言えません。
「Arno」には、パート別対策だけでなく、様々な機能があります。
ほとんど英語表記なので、それに抵抗がない方であれば十分スコアアップを狙えるツールだと思います。
一方の「DET Bridge」は、現状はパート別対策のみとなっています。
ただし、日本人向けに作成されているので、日本語で対策したい方にはおすすめです。
目標スコア別解答例を学習することで、効率的にスコアアップを目指すこともできます。
まとめ
今回の記事では、Duolingo English Test対策アプリ会社の担当者である私が、実際に「Arno」を利用した感想をご紹介しました!
Duolingo English Test対策ツール「Arno」は、ほとんどが英語表記です。
そのため、英語初心者には難しく感じるかもしれません。
ただし、「Arno」は機能が充実していますし、英語表記に抵抗がない方であればスコアアップを狙えるツールとなっています。
日本語で試験対策をしたい方には、「DET Bridge」がおすすめです。
Duolingo English Test対策ツールを選ぶ際には、学習者の英語レベルや「どのように勉強したいか」ということも大切になってきます。
ぜひ今回の記事を参考にして、自分にぴったりのDuolingo English Test対策ツールを選んでくださいね!
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